| 8/5
夜、痒くて目覚める。じっとしていると虫がもぞもぞと動くのがわかる。気が狂いそうに痒い。腹から背中にかけて信じられないほど虫さされの痕がある。50個くらい数えたがキリがないのでやめた。 痒さと戦いながらなんとか進む。しばらくするとカラカラに晴れ上がってきたので、これ幸いと寝袋と服を乾かす。ちょうどいい感じの巨大な岩があったので、そこに寝袋をべったりと広げ、2時間くらいかけてじっくり日干しにしてやる。 |
| 8/6
なにもない田舎道に、時々ものすごいセクシーねーちゃんが立っている。中には下着姿の人もいる。売春婦らしいが、あたりには村も集落もない。ヒッチして街まで行くということなのだろうか。 しかし、どうやってこんな辺鄙なところまできたんだろうか。 手間がかかってるわりには1000フォリントとは安い気がする。ハンガリーの物価は、安い食堂で一食250フォリント、缶詰100フォリント、映画400フォリントくらい。 ブダベストに着き、日本人が集まるという安宿テレサハウスを探す。
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| 8/7〜9/4
驚くべき事に、ブダペストでは一ヶ月も滞在してしまった。 毎日通っためし屋のみなさん。
宿にはもう2週間くらい滞在しているイトウさんという人がいて、彼の話によるとチカねえもこっちに向かっているという。僕が到着して数日でチカねえと山口さんがやってくる。こういう再会は嬉しいものだ。 なかなかアクの強い面々がそろっていて、時々けんかが起こりそうになることもあった。僕は八歩美人でだれともそこそこ仲が良かったから、いつの間にか調停役になってしまった。そうなるとますます偽善者を装わなければならなくなり、なんとも微妙な立場になってしまった。本当はものすごく腹黒いのに「落ち着いたいい人」と思われるのは調子が悪い。 何日かするとチカねえがふたたび登場。しかし、服や荷物がいままでと違っている。なんでも、電車で高いびきかいて寝ているすきに荷物を全部盗まれたそうだ。 宿のみんな。僕の隣にいるのは当時宿の中で一番人気の娘だった。童顔巨乳という殺人技を炸裂させていた。
ハンガリーではワインが安く、瓶一本100円程度で買える。日本のものとは違い甘くて飲みやすい。イトウさんが酒好きなので、付き合って毎晩一本飲んでいた。こんなにたくさんの酒を飲むのは、おそらくこれっきりだろう。 花火大会、オーケストラ、映画、遊園地、ゲームセンターと、ハンガリーではリッチに過ごしてみた。この国は売っているものは西欧レベルなのに、物価が東欧のままなので、旅行者にとっては天国だ。 遊園地の入り口。 ゴーカートグランプリ。めちゃめちゃドリフトする。安全基準が日本よりも緩いのか、スピードもパワーもかなりすごい。 すごそうな建物と地味な路地。 |
| 9/5
宿を出る。ポルトガルのロカ岬まで推定2ヶ月。西欧に入ったら宿なんてとても泊まれなくなるから、今後二ヶ月間休み無しだ。 |