こうしてオレは生き延びた。 オレの体表では、 天使細胞と猛毒細菌が お互いを食い合い、 燃えるような痛みが 全身を貫く。 これもなかよし村の仲間を 自らの不注意で 死なせてしまった 罰なのだろう。 |
天使細胞と毒細菌の せめぎ合う体表からは、 有毒な液汁が分泌されている。 オレは全身に合皮をを縫いつけ 溶け落ちた皮膚の変わりにした。 オレの体は毒液に包まれている。
昔の仲間達は 変わり果てた姿のオレを 受け入れてくれるだろうか? いや、そんなことは重要ではない。
オレは メロロや死んでいった仲間のために この命を使わなければ ならないのだ。
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