「これを大事に大事に持っているのよ。なにがあっても猫族に渡してはダメよ。わたしたち人間の聖地への鍵なんだから。あなたももう5歳でしょう。これからは一人で生きていくのよ。がんばってね」

 

 なんと、ノバエラの右目は義眼であった。それどころか、聖地への鍵であるという。目玉型の鍵とは初耳である。

 

 「ノバエラ、時間がない。そろそろ・・・・・・いいな?」

 「えぇ、覚悟はできてるわ」

 

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