・・・・・

ぴくぴく・・・

ぷくく・・・

ギャギャーン！！！

う・・・うぅ・・・

うあぁぁぁ！！

効いてきたようだな。　

おまえに注入したのは、　

特製の毒液だ。　

命に別状はないが、　

膿と腫れは　

一生引かないだろう。　

近くよれば異臭を発し、　

体に触れれば　

膿汁がにじみでる。

おまえは、これから一生　

誰にも愛されず、　

蔑まれて生き続けるのだ。　

その醜い姿で、　

ゴミをあさり、　

泥水を啜って　

生き続けるのだ！

ハッハッハ！

　ざまーみろ！

　おまえに恨みはないが、

　他人が苦しむさまを見ると

　スカッとするぜ！

　安心しろ、その顔と体では、

　誰もお前が城主とは

　思わないだろう。

　好きなところに行くがいい。

　ちゃんと、

　オアシスの毒の解毒剤も

　打っておいてやったぞ。

　すぐに体が

　動くようになるはずだ。

　逃げろ、逃げろ、

　とっとと逃げろ。

　うわーッハハハー！！

　さらばだ！

　不運を祈っている！