「そうだ。

こうして星の開拓は進んでいった。

しかし今度は新たな問題が生じた。

もともと星自体が小さかったので、

今度は住む場所が

少なくなってしまったのだ。

兎人が驚くほどの繁殖力を見せたため、人口が過剰になってしまったのだ。

そこで我々の祖先は、

すべての科学力を注ぎ込み、

凄いことをやってのけた。

球形だった世界を平らにしたのだ」

「ええーっ!?

 どうやってーっ!?

 ミカンの皮みたいに

むいたのー!?」

 

「どうやったのかはわからん。

大昔の、神のような科学力で

その偉業を成し遂げたのだ。

リョウシリキガクという

科学の魔法を用い、

物理定数を

変化させたのだ」

 

「リョウシリキガク

ってなにー!?」

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