しばらくロジクール K840 を使っていたのですが、キーの高さがどうにも気になりエレコム TK-FCP080BK に戻しました。
TK-FCP080BKは打鍵感はいいもののコンパクトならではのくそ配列が使いにくく、また同時入力の制限も多いためゲームと相性が悪い。
そこで別のキーボード買うか―と思い探してみたら、パンタグラフ型のフルキーボードの新しいやつが出ているではありませか!
絶滅危惧種のパンタグラフ型フルキーボードですよ……。僕はウキウキしながら買ったのでした。
そして三か月……。
結論から書くと
・キーは重めだがストロークは浅くて打鍵感は悪くない。
・ゲームに問題なく使える。
・配列はまともに見えてくそ。
・購入時から一部のキーの反応が悪く、少し使用したのち別のキーの反応も悪くなった。
となりました。
キーの反応に関しては、工業製品である以上当たり外れがあるのは仕方ないでしょう。
となると問題は変態配列……。
一見まともに見えるだけに、かなり残念な部分でした。
.
使用感の詳細です。
カーソルキー右と右shiftの調子が悪いです。
プログラムでは「(」を多用するのに「8」になることが非常に多い。
他にも時々押せてないキーがありますが、shiftやカーソルキーほど気にならないためどのキーかは把握できていません。
.
43cm*12.5cmのフルキーボードなのに所々気が狂ったとしか思えないキーの珍配置があります。
例えば「¥」キーがF12の隣にあるんですよ……。何をどう考えるとこうなるのか。
ほぼ標準サイズのフルキーボードなのに、なぜかファンクションキーが隙間なく詰められてたりもします。
他のキーボードと見比べてみたところ、BSキーの幅を広くして¥キーをファンクションキーの段に追いやり、その結果ファンクションキーの段がギチギチに詰められています。
[ ] キーが細く押しにくいです。
これもプログラムの時不便ですよ……。
どうもメインのキーの島、カーソルキーの島、テンキーの島の間のスペースを可能な限り広くしようとしているようで、メインのキーの島がキー半個分ほど詰められています。島の隙間が1cmあるんですよ。
そのしわ寄せがBS・ENTER・SHIFTの列にきていて、¥キーが上に弾かれたり [ ] が細くなったりしてるらしい。
島の隙間を大きくする意図もわからないし、なぜESC・全角半角・TABの列を狭めなかったのかもわからない……。
あと、テンキーの「-」の位置に電卓起動ボタンがあり頻繁に押し間違える……。
パンタグラフ型キーボード業界には変てこ配列にしなければならないきまりでもあるのか。
変な配列にしないと新製品の企画が通らないとかあるのかな……。
.
音楽再生キーが想像以上に便利でした。
これまで使ったキーボードにも音楽再生キーがついてるものがありましたが、「こんなん意味ねーだろ! 「マウスでプレイヤーの再生ボタン押すだけだろ!」と思って使ってませんでした。
しかし僕がバカだった。
音楽再生キーはかなり便利だ……。
やはり物理ボタンは強い。物理ボタン信者の僕がこの便利なボタンを無視していたのは愚の極みと言わねばならない……。
.
打鍵感は若干重めだけど慣れれば気にならないくらいだと思います。
くそ配列と一部のキーの反応の悪さがなければ3つくらい買い溜めしておきたいキーボードでした。
反応の悪さは工業製品である以上仕方ない部分でもあり、ハズレを引いてしまっただけかなと思います。
配列が気にならない人なら買って損はないかも。
今は完全なキーボード難民になってしまった。
愛用していたSKB-SL15は、末期では2000円くらいだったので予備を買っておくべきでしたよ。
ネットでは評価低いですが、僕としては歴代トップと言っていい使用感でした。
最近400-SKB056Rを購入し、使用感はまずまずなんだけど時々一瞬切断される現象があり、これがゲームの時に大きな問題となります。
初期不良かもしれないので交換を考えていますが、仕様だったりうちの環境の問題だったりしたらまた新しいキーボードを求めてさまようことになる……。