毎回奇想天外な大技を仕掛けてくる作家の、クローズドサークルものの推理小説です。
初期の作品に比べ、ずいぶん若者受けしそうな内容になっています。
読んでると痒くなってくるようなラブコメ感が加わっている。
正直言うとそういうのは勘弁してほしいんですが、それでこの奇才が有名になり多くの人に認められるのなら、それもいいだろう……。
表紙イラストも、「萌えラノベは卒業したぜ! これからはミステリだよミステリ」という感じの学生に受けそうな、おしゃれオタク向けっぽい感じになってます。大学を舞台にした爽やか青春ものですよ。