服が人を支配する、スペースオペラ的世界観のSF小説です。
ワイドスクリーンバロックと言われたりもしますが、これは違うだろう……。
ベイリーの作品には東洋的・日本的な要素が入ることがあり、今作では「ヤクザ坊主」がロシア人と宇宙戦争をしています。
久しぶりに再読したけど、やっぱり変な話だった……。
服が人を支配する、スペースオペラ的世界観のSF小説です。
ワイドスクリーンバロックと言われたりもしますが、これは違うだろう……。
ベイリーの作品には東洋的・日本的な要素が入ることがあり、今作では「ヤクザ坊主」がロシア人と宇宙戦争をしています。
久しぶりに再読したけど、やっぱり変な話だった……。
人類を含めたすべての動物が衰退し、植物が地球を支配している遠未来の物語です。
動物は完全に少数派に追いやられ、進化した植物に捕食される立場になっています。
さらに人間は知能さえも衰退しています。
この熱い設定……。もうこれだけで勝ったも同然ですよ。
遠未来の世界で大自然が猛威をふるうという設定の作品はいろいろとありますが、ほぼ元祖ともいえる本作でここまでやってしまったというのはすごいです。
奇怪な植物が跋扈する異形の世界を舞台に、少年少女が冒険する大傑作です。
オタクなら押さえておいて損はない一冊ですよ!
中短編五作を収めたハードSF連作集です。
ブラックホールマニアの天才科学者マッカンドルーの活躍を、友人である宇宙船船長の視点から描いた物語です。
いろいろ興味深いハードSF的アイデアが扱われているものの、物語中ではあまり詳しい説明はされません。
頭を悩まさずに読めるのはいいものの、ハードSFとしては少々寂しい気もします。
科学方面の詳細は、作者による解説に詳しく述べてあります。
毎回大ピンチに陥り、その際のキャラの掛け合いを楽しむような物語になっています。
科学知識がなくても問題なく読むことができ、「古きよきSF、80年代版」という雰囲気のため、わりと初心者向けのハードSFかもしれません。
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