名作ホラーアクションの続編です。
システムや操作法は前作とあまり変わっていません。
難易度選択ができるようになりました。
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これはいいです。すばらしい。絶妙な難易度設定になっています。NORMALでもそれほど難しくありません。
セーブポイントが多くインクリボンや弾薬もたっぷり出るため前作ほどギスギスしたプレイをしなくていいです。
終盤では回復や弾薬が余りまくるので豪快にプレイできます。
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ゾンビ事件のカラクリが前作ですべて明らかになってしまったため、恐怖感は一気に下がってしまいました。
ストーリー的に怖さを感じる部分は皆無といっていいでしょう。
いきなり怪物が出てくる「びっくり演出」ばかりになってしまいました。まぁこれは仕方ない。
ホラー映画「13日の金曜日」や「エルム街の悪夢」がシリーズを重ねるごとにストーリー的な怖さがなくなり、びっくり演出やスプラッタ表現を楽しむ作品になったのと同じようなものです。
研究施設がいくらなんでも巨大すぎると思ったりもしますが、あまり細かいことを気にしてはいけないのだろう。
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今回も操作できるキャラが二人です。男キャラ「レオン」と女キャラ「クレア」です。
ディスク二枚組みで「DISC1:レオン表、クレア裏」「DISC2:クレア表、レオン裏」となっています。
現場では二人同時に活動しているという設定で、メインのシナリオを「表」サブのシナリオを「裏」と表現しています。
ストーリーの展開で二つのシナリオが絡み合うことはありますが、ゲーム内容には影響されません。表でアイテムを取っても、裏の同じ場所にアイテムがあったりします。ゲーム内容は基本的に同じでところどころ表と裏で違う展開があるという構成です。
一部の仕掛けと特殊アイテムは表の行動が裏に影響します。
全シナリオを見るためには四回クリアする必要があります。
正直四回クリアするのはめんどくさかったです。
かったるいパズルは全シナリオ共通で、毎回解く必要があります。マップや展開もほぼ同じ。
難易度が低くテンポよく進むのでそれなりに楽しめるんですが、さすがに同じゲームを四回プレイするのはきつい。
一本のゲームが通常10個の素材でできているとして、このゲームでは10の素材を
6……共通部分
1……レオン表・独自部分
1……レオン裏・独自部分
1……クレア表・独自部分
1……クレア裏・独自部分
に分けて「7ポイントのゲームが4つで28ポイントの大ボリューム!」と言っている印象です。
まあ、2ルートもクリアすれば十分満足できる完成度でしょう。
しかしやるからには全シナリオ楽しみたいというのが人情なのである。
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いろいろ書きましたが、ゲームとしての出来はほんとにいいので、これは超おすすめです。1〜3の中ではアクションゲーム的にいちばんおもしろかった。
初代PSのゲームなんて画面しょぼくてやってらんねーよ!というゲームファンは、ゲーム人生を損してると言わねばならない。
開発元 | カプコン |
発売日 | 1998/01/29 |