オカルト要素のある推理アドベンチャーです。
僕はノベルゲームとかアドベンチャーゲームのような文章主体の作品は好きではなく、このジャンルはほとんどプレイしないですが、これは楽しめました。
食わず嫌いはいけないと思いました。
●システム
長文を読んだ後に短文の選択肢が出るタイプのアドベンチャーゲームです。
時々推理をまとめるための連続質問パートが出てきます。ここの答えによって話が大きく分岐することがあります。
最後は穴埋め型の人物関係表が出てきて、これの解答の結果でエンディングが決まります。
既読の選択肢には印がつきシナリオチャートも表示されることから、分岐チェックがしやすいです。
既読スキップ機能もあります。一気に次の選択肢まで飛ぶので全ルート制覇するときに便利です。
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●グラフィック
癖のあるアナログ調の絵柄でキャラが描かれています。背景は実写加工のようです。
怖くて夢に出るような絵はほとんどありません。
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●ストーリー
主人公は警察内の閑職「警察史編纂室」で働いており、ここに舞い込むオカルトがらみの事件を解決していくという話です。
事件の終盤になるとオカルト篇と科学篇にシナリオが分かれます。
とはいえ全体的に合理的解決に重点が置かれており、オカルト編でも事件自体は合理的に解決されたりします。原因だとか動機にオカルト要素が関わってくるような感じです。
恐怖を売りにしたホラー作品ではなく、あくまでもオカルトを絡めた推理ものという方向性です。
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●感想
これはおもしろかったです。
「推理ものなのにご都合主義的なオカルト解決は嫌だ」と思ってる方でも楽しめると思います。まさに僕がそのタイプなのだった。
おどろおどろしい内容を扱ってはいますが、基本的にユーモラスな掛け合いで進行していきます。
登場キャラではかごめ警部補がお気に入りです。オカルトを信じない……というか頭ごなしに否定するタイプです。
才色兼備でキツイ性格の女性はいい……。
既読マークと分岐ツリーがあるので既読率100%達成は簡単だと思いましたが、推理を整理する部分での複雑な分岐やフラグによる分岐がわかりにくいことなどから、簡単には100%にはなりませんでした。結局、最終話とかごめ篇は100%にならなかった。
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一作目や三作目もやってみたいです。機能やおまけが追加されたDS版がいいと思うんですが、画面が小さくて文字を読みにくそうなところが悩みです。
そして三作目はPSPでしか出ていない……。
開発元 | |
発売日 | |
プレイ記録 | |
全体既読率 | 99% |
DB取得率 | 99% |
総プレイ時間 | 36:54:33 |
零話 | A:100% |
一話 | A:100% |
二話 | A:100% |
最終話 | A: 99% |
かごめ | A: 97% |
小暮 | S:100% |
ゆうか | S:100% |