X.X GameRoom「BLUE WISH RESURRECTION」
2chのPCシューティングスレを見に行ったら、BLUE WISH RESURRECTIONという作品がたいそう人気だったのでやってみた。
これは実におもしろい。
ひとことで言ってしまえば「CAVEシューティング」で、まさに怒首領蜂のようなプレイ感だ。
分類するなら弾幕シューティングになるが、超スローな弾が四方八方から奇怪な軌道で襲い掛かってくるものとは違って、もっとストレートかつスピーディに展開していく。
ボタン連射で拡散ショット、押しっぱなしで集中レーザー、ボムもそのときのショットの状態により変わるというシステム。自機はワイド型と集中型の二種類。
中型機を破壊すると弾消しが発生する。
余分なものがそぎ落とされたシンプルなシステムなので非常に取っ付きがいい。
キャラも背景もしっかり作ってあり、やはり同人シューティングといえど、こうやって市販レベルのものを目指さねばと思った。プレイステーションやサターンの初期に販売されていればけっこう人気が出たんじゃないかという出来栄えだ。
難易度的には、シューティング好きならさほど難しくないというくらいだろうか。
被弾時のオートボム、その場復活のコンティニューのおかげで、ギンギンに緊張感を漲らせなくても、たっぷり遊んだ気分になれる。
中型機破壊による弾消しもいい。
1コインクリアを目指すと難しいんだけど、相当にへたくそな人でもコンティニュー連発で最終面までは行けそうな感じなので、難易度は低めに感じる。だからゲーム終了後「遊んだー!」という気分になる。そして、クリアできたらば、次はハイスコアを目指そうとか1コインクリアを目指そうとか考える。そこまで思わないライトなプレイヤーにもたっぷり遊んだ満足感が残る。
僕も製作者側なので難易度調整についてはいろいろ考えるが、やはり今の時代はこういうシステムのほうが受けがいいだろうと思った。プレイヤーに「挑戦」するよりも、プレイヤーに「見せる」作り方だ。
僕の場合、初プレイではラスボスでゲームオーバーだったが、何回か遊ぶうちに1コインでラスボスまで行けるようになった。
3Dで描かれた絵をBMP化しているせいで、砲台等の回転が荒いのが残念だ。しかし、スプライトの回転を使うと影や立体感がおかしくなるので仕方ないのかもしれない。データを見たところ、12~24パターンで回転させているようだ。
あと、敵弾を射出するとき銃口が光らないのも惜しい。
他がよくできているぶん、こういうささいなところが気になってしまう。
背景は1枚の巨大BMPでやっているようだ。容量もけっこう小さいので、マップチップで表示するより、こっちの方式のほうが自由に描けて良さそうだ。
まだバージョン0.51なので、完成版が実に楽しみだ。
開発にはDXライブラリを使っているようなので、同じライブラリを使っている身としては、オレもがんばらねば!という気分になる。
参考になったらクリック!
2006 年 11 月 11 日
BLUE WISH RESURRECTION
2 Comments »
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これは面白い!
情報ありがとうございました!
でも、夜光蛾2も負けずおとらず面白かったですよ~
コメント by 匿名 — 2006 年 11 月 13 日 @ 13:23:43
面白いだけでなく、ハイスコア表示など「なんでここまで作りこむ!」ってところが、同じフリーソフト製作者としてはおそろしいです。
夜光蛾2は自分では気に入っているものの、かなりとっつきの悪いシステムのため不評ですが、楽しんでいただけたようでうれしいです。
コメント by 坂葉 — 2006 年 11 月 13 日 @ 21:09:37