PS2版メダルオブオナー最終作です。
ボリュームが大幅に減り残念なことになっています。世間の評価も悪いです。
グラフィックは綺麗でゲーム自体はよくできてるんですが、印象に残る場面が皆無に近いです。
じっくり腰を据えて楽しみたい方はがっかりするでしょう。
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●システム
体力が自動回復になりました。体力自体は少ないので2発くらい撃たれたら物陰に隠れて回復というプレイスタイルになります。
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日本語吹き替え音声は嬉しいのですが、敵も味方も同じような調子でしゃべるためどちらのセリフか区別がつきません。味方の発言は戦況の判断に役立つだけに、最初のうちはとまどいます。
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数人の仲間を引き連れて進むという形になっています。
連続でヘッドショットを決めたりすると仲間の賞賛の言葉が変わっていき、ちょっと面白いです。
仲間は無敵ではありませんが死ぬと次々に追加されます。
過去作みたいに主人公の「単独潜入大破壊工作」みたいなミッションはないので、雰囲気がリアルっぽくなりました。
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武器のアップグレードがあります。しかし使えるのはそのステージ内だけで効果もさほど大きくないためあんまり意味がありません。
武器の種類も少ないです。敵味方ともに連射銃と狙撃銃があるだけという感じです。その二つを常に持ち歩くという形になります。(一部対戦車砲が出る場面もあります。)
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古参兵(NORMAL)以下の難度ではレーダーに敵の位置が表示されます。便利なものの、索敵の楽しみがなくなり残念でした。
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主任務と副任務があります。しかし副任務も全部こなさないと進めません。
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●グラフィック
綺麗です。PS2版最終作だけあってこれまでの技術を結集したという感じです。
その反面印象的な場面がまったくありません。
二回クリアしたのに思い出せるシーンが数ヶ所しかない。しかも景観の美しさが心に残った場面はない。グラフィックはシリーズ一の出来なのに……。
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●感想
ボリュームが薄すぎてかなり物足りなかったです。
プログラムや素材の出来はよく名作になるだけの下地はあるのに、なぜこのような状態で販売してしまったのだろう。
狙撃メインなら比較的楽に進めるので初心者向きかもしれません。
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他人には薦めにくいけど僕はけっこう気に入ってます。ライジングサンよりよかった。
週末にちょっとFPSやってみよう、というのであればおすすめです。
●まとめ
開発元 | エレクトロニック・アーツ |
発売日 | 2007/03/26(米国) 2007/05/24(日本) |
プレイ記録 | 古参兵クリア |