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自動照準+スロー+近接格闘のアクションゲームです。
ダメゲー三種の神器を備えてますが、意外にもけっこう遊べます。
このジャンル(?)では一番出来がいいかもしれない。
しかし名作かと言われると、それはちがうといわねばならない。隠れた良作かと言われても悩んでしまいます。
正直言って、物好き以外はわざわざやる必要は……。
高難度ゲーに分類されたりもするので、そういうのが好きなマゾの人は楽しめるかも。
キャラクターデザインは皆川亮二で、ストーリーもいかにもそんな感じです。
つまり陰のあるヒーローに憧れる中高生が喜ぶような話。
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●システム
○で格闘、×でジャンプ、□で射撃、△でスロー、
R1でロックオン、R2でターゲット切り替え、
L1でスキルA発動、L2でスキルB発動、
方向キー下かスタートボタンでリロード、
となっています。
敵は猛烈な勢いで攻撃してくるため、スローを使いまくるのがポイントです。まともに戦うとあっという間にやられる。
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アクションパートの合間にアドベンチャーパートが入ります。
ここでの行動によってサブイベントが発生するようです。
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●グラフィック
国産B級アクションゲームだなぁという感じです。
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●ストーリー
超能力ガンマン達の非情な世界! ハードボイルドガンアクション! みたいな感じです。
アドベンチャーパートでいろいろあるっぽいけど、ロードが長いのでサブイベント等を追うのはつらいです。
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●感想
ワラワラわいて出る敵を倒しまくるだけです。
それはもうなんの工夫もなくワラワラわいて出ます。
それをいかに素早く倒していくかがポイントっぽいです。
こういうのを見ると、レベルデザイン重視の海外ゲームはしっかりできてるなぁと思います。
戦闘エリアは透明な壁で仕切られていることがあり、その外から敵が攻めてきたりするんですが、戦闘エリアに入ってない敵には弾が当たらないです。これはかなり理不尽さを感じました。
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ボスがとてつもなく強いです。
特に二面ボスのライトニングジョーの強さはすさまじく、二十回はコンティニューしたと思います。
他にも中華女ボスは、明らかに無防備に見える時にも無敵だったりして理不尽感が高い。
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アドベンチャーパートのロードが長くて鬱陶しいです。新しいシーンの読み込みに八秒、そのシーンから出るのに五秒です。長々と読み込んで何も情報がないと泣けます。静止画のアドベンチャーパートなのにいったい何を読み込んでるんだ……。
しかもこのアドベンチャーパートをしらみつぶしに調べないとサブイベントが出ないらしい。
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高難度ゲームとしてはボス戦になかなか魅力があるものの、その他の部分がどうしようもないので、全体としてはおすすめできない残念作品になっています。
僕は無茶なボス戦が好きなのでそれなりに楽しめました。ボス戦はよかった。
ザコ戦はほんとつまらなかったけど。
高難度モードや特殊モード、追加キャラなどもあるようですが、とてもやる気にはなれませんでした。
高難度なら、ザコ戦でもいろいろと工夫が必要になっておもしろくなるのかな……。
開発元 | タイトー |
発売日 | 2005/02/24 |
プレイ記録 | |
クリアタイム | 7:51:54 |
難易度 | NORMAL |