派手な流血描写のあるコンボアクションです。
グラフィックは綺麗で動きも滑らかな良作です。
……が、ネットで評判を見るとひどい言われようでびっくりしました。
カメラの視点が悪かったりボスの手前にチェックポイントがなかったりとストレスが溜まる部分もありますが、アクションゲーム好きなら充分楽しめるでしょう。
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●システム
□ボタンで横斬り、△ボタンで縦斬りで、ボタンを押す順番によって様々なコンボを出せます。最初は使えるコンボも少ないですが、マップに落ちている強化チップをコンボ表にはめていくことにより様々な技を出せるようになります。
○ボタンを押すと、鞭のようなもので相手を捕まえ引き寄せる「キャプチャー」となります。タイミングよく攻撃するとキャプチャーカウンターとなり、敵を一撃で倒せます。
また、R1ボタンが「SHIFTキー」になっており、攻撃ボタンと組み合わせれば強力な攻撃、○ボタンと組み合わせればブースト技、×ボタンと組み合わせれば回避行動となります。
コンボにもSHIFTが組み込まれるため、強力な技はそれなりに出すのが難しかったりします。
ブースト技を出すためにはブーストゲージが必要となります。敵を倒せば割と簡単にたまるため、どんどん使っていきましょう。
ブースト技には、パラメータアップ、周囲の敵にダメージ、敵レーザーを反射、などがあります。
敵を倒せば倒すほど体力やブーストゲージがあがっていくので、アクションが苦手な人でもある程度何とかなります。
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●グラフィック
主人公やライバルのデザインはかっこいいです。逆に敵のデザインはどうもイマイチ。
背景は、まぁほどほどです。国産ゲームとしてはいいほうかも。
60フレームでなめらかに動くので気分いいです。
流血描写がすさまじいです。敵を倒すとうどんのような血が飛び散り、辺りは血糊でベタベタになります。ただ血の表現が嘘っぽく、いまいちな感じでした。オプションで色などを変えられるので、D-REDにするといいかもしれません。赤い血が乗算合成で表示されます。
ちなみに本当は血ではなくオイルだそうです。
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●ストーリー
ストーリー自体はありきたりなんですが、「寡黙で屈強な戦士」である主人公はかっこよくて良かったです。
もうちょっとキャラを増やしてムービーも入れてくれればいいのにと思いました。
サイボーグのデザインがよくできているだけに、昔の仲間とかも出して欲しかった。
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●感想
絵、ストーリー共に渋くてかっこいいです。同社の真魂斗羅を思わせるような雰囲気。
ゲーム内容もなかなか。
攻略法を見つけないとまったく歯が立たないボス戦もおもしろいです。
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ただ、セーブポイントやチェックポイントが少ないのには参りました。
中には、五分くらいザコと戦い続けないとボスに会えない場面もありました。しかもボスがけっこう強くて何度もやり直しするはめに……。
ラスボスもセーブ・回復なしに三連戦です。二戦目はあってないようなものだけど、それでもめんどくさい。
しかも電源を切ってしまうと、再開時は鬱陶しいジャンプアクション地点まで戻されてしまう。
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基本はコンボアクションなんですが、ところどころにアスレチック要素があります。しかもそういう場面に限って視点が固定だったりしてわかりにくいことこの上ない。
ジャンプの空中制御にも癖があるため、アスレチックシーンはかなりの難度です。アクションが苦手な人は投げ出してしまうかも……。
ラストのジャンプアクションなどは、アイデアはおもしろいけど視点と挙動のせいでとてつもなくストレスがたまる場面になっています。
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回復アイテムがなかなか出ません。場所によってはいらないほど出まくるんですが、難所に限って出ません。
序盤はコンボも少ないため敵を倒すのに時間がかかり、ゲージを満タンにするのに30分近くかかったりもします。まぁ敵を倒せば体力最大値も上がっていくからいいんですが……。
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グラフィックはいいものの、工場風の背景ばかりで単調なのが残念でした。
視点の上下移動ができず俯瞰が多いため、屋内なのか屋外なのかわからない場面もしばしば。
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ネットでの評判は非常に悪く、それを信じて購入を諦めた人がいるのならもったいない話です。
ここまで作ってもダメゲーの烙印を押されてしまうとは、厳しい時代になったものだ。
これのちょっと後に、PS2アクションゲームの大傑作DMC3が出ており、タイミングも悪かったなぁと思ってしまいます。
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ストレスを感じる部分が随所にあるのは否定できないものの、アクションゲーム好きならきっと満足できる良作だと思います。
開発元 | コナミ |
発売日 | 2005/01/27 |
プレイ記録 | NORMALクリア |