Stalker最終作です。
 システムが改良され、「これこそ本物のStlaker!」という感じになりました。
 最初からこうしてくれれば……。
 大変素晴らしいです。
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●システム
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 大きめのマップが三枚という構成になりました。
 今時のオープンワールドと比べるとかなり小さいのですが、ゲーム的にはじゅうぶんと言っていいでしょう。
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 スーツの改造やアーティファクトの装備で重量制限を緩和できるようになりました。
 運搬総重量100kg越えます。
 売買可能な相手も多いです。
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 スーツごとの個性が強調されました。
 軽いスーツだと走りまくれます。
 エクソスケルトンも改造すればダッシュできます。
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 お金が溜まりやすいです。
 割と気軽に武器のアップデートができます。
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 拠点に主人公用のアイテムボックスがあります。
 前作までは「この箱に入れていいのか? 消えないのか?」という心配がありましたが、今回は大丈夫です。
 弾を溜めまくれるぞ……。
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 取得したアーティファクトが復活します。
 アイティファクトも溜めまくれるぞ……。
 今回も、目的のアーティファクトと放射能低減アーティファクトをセットで使う形になります。
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 派閥抗争要素がなくなりました。
 勢力や個人ごとの友好度はあるものの、特定の派閥に入ることはできないようです。
 ランダム沸きの小隊が戦ってたりしますが、特定のポイントを奪い合うということがなくなりました。
 フィールド上で敵対している勢力も、ショップがある大きな拠点では仲良くしてます。中立地帯という扱いです。
 小拠点の敵が復活しません。
 好きな時に戦える人間型の敵がいないため、戦いに明け暮れることができないです。
 この点だけが残念です。
 一方ミュータントが増えました。
 マップ上にもたくさん出ます。
 武器や弾薬を落とさないので戦う意味がないぞ……。
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 サブタスクのクリア状況がエンディングに反映されるようです。
 仲間と一緒に戦う場面では、仲間を死なせない方がよさそうだぞ……。
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 クイックスロットが付きました。
 F1~F4にアイテムをセットして、押せばすぐに使えます。
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 ベッドで睡眠できるようになりました。
 昼に活動して夜寝ることができるぞ……。地味ながら嬉しい機能です。
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 実績があり、獲得することで若干の報酬があります。
 サブタスクの結果に関連している関係で二者択一のものもあり、一度のプレイで全部取ることはできません。
 しかし報酬は大したことないので、攻略サイトをチェックしたりせずに好きなようにプレイすればいいと思います。
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●ストーリー
 メインシナリオはあってないようなものです。
 一応、歴戦の勇士を集めて危険地帯に向かうという展開があり、盛り上がるところはそこくらいでしょうか。
 他はお使いイベントばかりで、ワクワクする謎とかはない……。
 サブタスクは自動生成ではなく、ひとつひとつしっかりと作られています。
 単なるお使いもありますが、全部やりたいと思わせるくらいの内容になっています。
 サブタスクは100近くあります。
行動によってエンディングが変わるそうです。しかし各勢力や重要人物のその後について軽く語られるだけのようなので、それほど気にする必要はなさそうです。
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●感想
 これはすばらしいです。
 皆がStalkerという作品に求めていたのはこれではないでしょうか。
 1作目2作目もこのシステムでリメイクしてほしい……。
旧作では、移動の遅さやマップの構造から、探索がめんどくさくてどんどん突き進むスタイルになりがちでしたが、本作は心ゆくまで探索できます。
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 一方、せっかくシステムが良くなったのに、今作では人間の敵があまり出ません。
 メインクエストでは従来通りの戦闘があるものの、一度ミッション対象エリアを攻略してしまうと敵が出なくなります。
 ゾンビとバンディットはまばらに出るものの、必死に探してようやく三人とか相当寂しいです。
 その代わりミュータントはそこらじゅうにわきます。
 しかしミュータント倒してもなんのアイテムも出ないので、倒す意味がない……。
 ストーカーの一団が時々ミュータントと戦っているものの、加勢してもメリットはない。
 ストーカーとバンディットの戦闘が時々あるものの、主人公無視で戦っているので寂しい。(主人公は中立なので)
 このあたりは前作の方がにぎやかでよかったです。
 このため探索中戦闘に遭遇したら、人間が死ぬのを待って死体あさりをするという悲しいプレイになってしまいます。
 後半になると武器が良くなるのか、ミュータント対人間だと人間が勝ってしまい死体あさりもできなくなる。
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 ボス相当のミュータントが出るものの、見た目がザコと同じなので寂しいです。
 異様に硬いザコだよ……。
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 システムは圧倒的に良くなってるのに、敵とあまり戦えないのが非常に残念でした。
 かなり雑に言ってしまうと、メインミッション以外はひたすら探索するゲームという感じです。
 探索を楽しめない人はガッカリするかもしれません。
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 シリーズ三作やってみて、一番気に入ったのはClear Skyでした。
 生態系システムはそれほどうまく働いてるとは言えないものの、それでもあちこちで戦闘が起こっているのは楽しいです。
 放射能ゲージ等のUIもClear Skyがいちばんよかった。
 しかし世間ではClear Skyが一番評判悪いのだった。
主人公まわりのシステム・マップ・サブタスクはCoP、世界のシステムはCS、ストーリーはSoCだと僕の中で最強のSTALKERになる。
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 似たゲームであるフォールアウト3と比べると物足りなく感じてしまうものの、フォールアウトに詰め込まれた物量が狂気の産物と言えるので、比較してどうこう言うのは野暮というもの……。
 逆に、何百時間プレイせずに満足感が味わえるのは本作の利点とも言える。
今からプレイするのはどうなんだろうという部分もありますが、00年代の名作の一つと言っていい傑作だと思います。
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| 開発元 | GSC GAME WORLD | 
| 発売日 | 2009/10/02 | 
| プレイ記録 | |
| プレイ時間 | 39h13m | 
| Zone滞在 | 24日 | 
| Emission経験回数 | 34 | 
| 完了したタスク | 93 | 
| 所持金 | 27636 | 
| 殺したミュータント | 250 | 
| 殺したストーカー | 304 | 
| 発見したStash | 52 | 

























ストーカー今やっています。
武器で状態の悪いものの使い道はないのでしょうか?
コメント by yukikaze — 2019 年 6 月 13 日 @ 21:59:22
重量制限が厳しいことから、予備以外の武器を持ち歩く必要のないゲームだったと思います。
一作目では武器は使い捨てにしていき、二作目以降は気に入ったものだけを改造&修理して使い続けます。
金策としては回復薬や弾薬を売ったほうが効率よかったおぼえがあります。
便利な高速移動手段があれば売却で稼げたんですけどね……。
コメント by 坂葉 — 2019 年 6 月 14 日 @ 18:30:13
なるほど参考になります。
ありがとうございました。
コメント by yukikaze — 2019 年 6 月 15 日 @ 18:29:45