本気のひよこ

がらくた工房
　アウトラインプロセッサというのは、テキストエディタのすごいやつのことです。
　エディタの左にツリーのウィンドウがあり、ツリー構造で管理できるテキストファイルといった感じです。
　nami2000はテキストのみに対応したシンプルなタイプですが、画像の貼りこみができたりHTML形式で装飾できたりするものもあるようです。

　僕はこれまで「そんなへんなもん使わなくても、テキストエディタで充分だろが！　ごちゃごちゃしたものはいらねーんだよ！　シンプルなテキストファイルこそ正義！」と思ってたんですが、これがなんとまぁ、使ってみるとものすごく便利なわけですよ。
　使い方は、まず適当なファイルを新規で作ります。
　そして一行目になにかテキストを打ち込むと、それがその文書のタイトルになります。
　そのままいろいろ書いていってもいいんですが、ここはひとつ上のツールバーの「いかにもツリーっぽいアイコン」をクリックしてみるがよいでしょう。さすれば、左のツリーウィンドウに「notitle」の新しい項目が現れることでしょう。この新しい項目も、一行目になにか打ち込めばそれが見出しとなるわけです。
　もちろん項目の階層移動なんかもクリック＆ドラッグで楽々できてしまいます。
　僕は今まで「メモ」「日記」「ゲームのアイデア」「webのパスワード」などのテキストファイルをタスクバーに並べていたんですが、これがあれば全部一つのファイルですんでしまうわけです。
　「メモ」の子ツリーに「日記」をつくり、その子として2005年、2006年、2007年などとするわけです。
　さらに、「メモ」の子に「パスワード」「購入予定ＣＤ」とやったりするわけです。
　階層型でたくさんのファイルを扱ってるように見えても、実際はひとつのファイルなのでバックアップもかんたん。（ただ、一見テキストファイルでも、管理用のタグが入っているため別のエディタで修正してしまうと再読み込みが出来なくなったりするから注意だ）
　検索や置換も現在のページを対称にしたり前ページを対象にしたりできます。
　一般のテキストエディタにも「．」でアウトライン解析できるものがありますが、それの読み込み・出力にも対応しています。
　エディタ機能はまぁ普通です。外部エディタを使うこともできます。
　必要最低限の機能でまとめられているので、すぐに慣れると思います。
　日常の日記やメモに使うのもいいですが、やはり同人サークルをやっているものならばゲーム製作に活用せねばならない！
　というわけでゲーム製作に使ってみたところ、システム、アイデアメモ、製作日記、キャラクタ設定、ストーリーなどをまとめやすいのでたいへん便利です。
　実は普段使っているさくらエディタにもアウトライン機能はついてるけど、いまいち使いにくいので専用のものを試してみたのだった。
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