2012年購入の
おすすめCD



RAGE [21]

僕らのRAGEが送り出す超強力なパワーメタルアルバム! ますますヘヴィに、ますますメロディアスになり、RAGEの快進撃はとどまるところを知らない……。


Riot [ Immortal Soul ]

近年の作品ではもっとも激しく印象的な作品! バンド名を冠した疾走曲RIOTはひたすら熱い!

2011年購入の
おすすめCD



Volcano [ Mythology ]

泣きのメロディが炸裂しまくる国産パワーメタル!


Wizards [ The Black Night ]

音楽性をいろいろ変えたりするブラジル産メタルバンドが、ドラマティック路線で復活!


Stormwarrior [ Heading Northe ]

キャッチーで暑苦しい疾走パワーメタル!




2010年購入の
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Secret Sphere
Archetype
イタリアンシンフォニックメロスピ。2ndに並ぶ大傑作ではないか。

Iron Fire
To the Grave
デンマークの熱血パワーメタルバンド。力押しと見せかけて細かなアレンジも効いている抜け目のないバンド。


When worlds collide

熱すぎる疾走パワーメタル。聴いてるだけで体中からいろいろな汁があふれ出す。


Leave This World

キレのいいリフと哀愁のメロディでグイグイ押す正統派ヘヴィメタル!


Strings to a Web

僕らのRAGEが送る隙のない傑作。バラエティ豊かな曲をとりそろえている。


Attero Dominatus

歴史上の戦争をテーマにした勇壮かつ悲哀に満ちたメタル。クワイアが雄々しい。


十五年ぶり、まさかの新作。ごく普通の正統派メタル。まぁ正直言っておすすめというほどでもないかな……。アルバムの存在に涙が出る一枚。

2009年の
おすすめCD



ひたすら熱く疾走するブラジリアン熱血メタル。


熱く濃く男臭い、戦士のための王道パワーメタル。聴くだけで汗がドバドバ。


僕らのRAGEのミニアルバム。表題作「Never Give Up」のためだけに買っても損はない! 友情パワーッ!!

2008年の
おすすめCD



ヘルベースビーターズ



カーヴド・イン・ストーン



オール・マイ・ライフ



ラーキング・フィア


2007年の
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ニュー・レリジョン


第八の罪


MKII


アゴニー~ギフト・オヴ・ライフ


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2006年の
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リヴェンジ


ザ・シャドウ・キャビネット


スピーク・オヴ・ザ・デッド


2005年の
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HEED [ The Call ]


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2004年以前の
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Rage [ Sound Chaser ]

2009 年 3 月 21 日

設定を考えるのが苦手

Filed under: その他,ゲーム製作 — 坂葉 @ 23:19:45

 夜光蛾もすでに四作完成し、たまーにストーリーやキャラについて聞かれることもあり、そろそろちゃんと設定等を作らねばと近頃思っているわけです。
 しかしこれが困りものだ。賢明なる読者諸氏ならばすでにご存知のとおり、この僕坂葉晴雄はSFや推理小説が大好きで、ものすごく理屈っぽい性格なのです。そのためファンタジーの設定を考えようものなら細かいところが気になってしまうわけです。
 ここで注意ですよ! 細かい設定をじっくり作りこむタイプではなく、そういうのが気になりすぎて作るのが苦手なタイプなのです!

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 もともと夜光蛾というのはGalshellの派生作品でした。
 エロ同人として気軽に製作できるものをということで、世界設定を曖昧にしたファンタジーとしてスタートしました。
 そのため夜光蛾3・4のストーリー部分の文章スタイルは童話とかおとぎ話っぽい感じになっています。全然そんな感じはしないと思う方もいよう。僕はそのつもりなの! 童話ってすごく曖昧だったり不条理だったりする世界じゃないですか。あの雰囲気を出したかったのですよ。
 夜光蛾1や2などは話は考えてあるもののあえてストーリーなしで公開しました。(1の初期バージョンはついてたけどやっぱ無いほうがいいと思ってカットした)
 しかし、シリーズとして続けるためにはある程度の設定を固めなければなりません。これがほんとに問題なわけですよ。
 とにかく、魔法が存在する世界を考えるのがむずかしい。まんがやゲームのファンタジーものでは火薬や蒸気機関が存在する中世的世界観の中で普通に魔法が出てきますが、あれは正直ありえないのではないかと思ってしまいます。
 空飛ぶ魔法だの翼竜だのがいる世界では、まず輸送・通信の形式が大きく異なるのではあるまいか。動物や魔物に引かせる馬車はいろいろできるだろうけど、蒸気機関等の「動力」が必要になるとは思えない。産業革命は起こらず動力関係の技術は発達しないわけですよ。いわゆるスチームパンク的な世界にはならない。(もちろん魔法の威力や使用者の数によりますが)
 大量輸送のためには翼竜の品種改良や飛行・ワープ魔法の効率化が第一に考えられるわけです。
 精密な機械加工技術というのも発達せず、全体の技術レベルが低いままになるような気がします。武器や鎧のことを考えると金属加工は重要な気がするものの、そもそも魔法が存在する世界では戦闘の形態自体が大きく変わるのではないでしょうか。現代でも銃を持った歩兵は防弾用の鎧なんか着ないわけです。刃物も戦闘の主要武器としては使いません。
 魔法の存在する世界の大規模戦闘では、数人?数十人の魔法使いがチームを作り戦車や爆撃機的な働きをするような気がします。
 いや僕はこういう戦術の話とかもまったくわからないので軍事やファンタジーマニアは「考えが浅すぎるわ!」と思われるのかもしれませんが……。
 重要な輸送・通信手段には飛行やワープ魔法、空飛ぶ生物が使われるだろうけど、いろんな国が争っている状況ならそれを阻止する手段も発達するでしょう。しかしどうやって阻止するかと言われても、その世界観での魔法の仕組みがしっかり決まっていないと答えようがない。まぁ結界とかが一般的なんだろうか。
 そしてそういう阻止手段があるからこそ機械的な兵器が発達するという考え方もある。そうなると今度は機械技術のレベルとか、機械と魔法を組み合わせた装置とか、考えることが膨大になってきて収拾がつかなくなってしまいます。
 また、火炎だの衝撃波だの念力だのの魔法があれば、土木工事の形式も大きく変わりそうです。これはけっこう社会に与える影響が大きいのではないか。工事の早さや建築物の形式が僕たちの常識とは大きくかけ離れるかもしれない。建物は地下につくるのが当たり前になるとか城には陸路で入れないとかもありそう。しかしここまで来ると「無理矢理おかしなアイデアにこじつけてるだけじゃん」という気もする。
 とにかくまんがとかゲームで出てくる魔法はある程度理屈をつけているものほど「そういう効果があるならこれに使えばいいじゃん」と思ったりします。

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 回復魔法があるとすれば、医学の発達がまるっきり変わってくるのではあるまいか。単純に医者を魔術師に置き換えればいいというわけではないような気がします。そもそも、回復エネルギーというのはどこから出てくるんだろう。「本人の治癒力を高める」とかだと、細胞が老化することにつながる気もする。
 生命力のやりとりで治癒させるとなると、奴隷や罪人から生命力を吸い取り怪我人に与えるというのがわりと普通に行われそうです。動物の生命力でもOKとなれば、それ専門の牧場ができることでしょう。戦争にもゾロゾロ引き連れていくわけですよ。こうなると治療用の家畜産業について考える必要があり(しかも主要産業になりうる)、ますますややこしくなる。なのでこういうアイデアはボツにせねばならない。せいぜい生命力奴隷程度にしておくべきだろう。
 また、魔法がどこまで治療に役立つかも考えておく必要があります。普通の怪我はいいとして、ちぎれた手はくっつくのか、病気はどこまで治せるのか、腫瘍みたいなものは消せるのか、細菌による症状は治せるのか、ウィルス性の病気はどうなるのか、先天性の異常や疾患はどうか、四肢や臓器の他人からの移植はできるのか、など細かいことが気になってしまいます。
 ゲームや漫画だと傷や火傷のあとがトレードマークになってる人もいて、魔法では治らないのかなーと思ってしまいます。

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 各国の政治形態とか通貨とかそういうのも気になります。国の設定や歴史は好きな人はすごく作りこむんだろうけど、正直言ってぼくはそういうのは全然興味ないので考えるだけでも苦痛だ。
 通貨とか言語とか国ごとの文化の違いも気になります。通貨や言語なんか共通にしちゃえばいいじゃんとも思うけど、なんかひっかかるんだよなぁ……。
 海外旅行でとにかくわずらわしいのが両替と会話であり、国や文化の違いを最初に強く感じるところも通貨や言語だったので、これが共通だと別の国という気があまりしません。特に言語が違うと交流自体困難になるので、宗教の違いと同じくらい文化に影響を与える部分です。
 しかしこんなのはとても考えていられないからどっちみち共通のものにせねばならない。

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 そしてこういうのを前提にして、庶民の生活も考える必要があります。魔法を使える人はどれくらいいて、魔法を利用するサービスにはどれくらいのコストがかかるかが気になります。庶民の収入では手が出ないくらい魔法は珍しいということにすればいいかもしれない。
 でもそんなすごい魔法を主人公とかそのへんの敵がボカスカ使えるというのもなんか変だ。主人公達は半死半生のケガでもホイホイ治すけど、そのへんの農民は魔法治療が出来ないためケガに苦しんだあげく死ぬというのはかわいそう。しかしそれがファンタジー世界なのかもしれない……。

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 これが他人の作品なら「こういうものか」と納得できます。僕の考えつかない部分でいろいろ設定があるのでしょう。むしろ作者が解説しすぎるのは野暮というもの。下手に解説されると細かい部分が余計気になってしまいます。それこそおとぎ話のように説明する気ゼロでもいい。
 工業技術の発展についても、先ほども少し書いたとおり魔法には魔法で対抗されるから物理的な技術の発達も必要になる、と理屈をつけられます。魔法が使える人は高報酬で魔法関係の組織に雇われ、一般庶民は魔法とは関係のない生活を送るわけですよ。
 また、RPGで「イベントで死ぬキャラにはなんで復活魔法が使えないんだ」とか「モンスターが金を持ってるのはおかしい」と言ってるのを見ると「何お約束にケチつけてんだ素直にゲームとして楽しめよ」と思ってしまうあたり、我ながらいいかげんなものだと思います。なんでゲームはいいんだろうね。やっぱ記号化がどうのこうのという感じなのだろうか。
 どっちにしても話がおもしろければ気にならない。この世界ではこうなってるの!ですみます。屁理屈オタクのネチネチした突っ込みなどどうでもいいことですよ。
 僕もまんがとか読みながらいつもこんな粗探ししてるわけじゃないですよ。思考実験とか好きなので「こういう能力があったらこういうことに使えないかなぁ」と時々考えるのです。「どらえもんの秘密道具があったら、オレならこう使う!」みたいなもんです。

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 でも自分の作品に使う場合細かいところが気になってしょうがない。自分のツッコミはごまかせないわけです。話を考えるのにも影響してくる。後付けでいろいろ設定を増やすといつのまにか最初の話と矛盾してきてるということにもなりかねない。というか間違いなくそうなる。少なくとも僕が考えた話では矛盾と破綻がてんこもりになる自信がある!! なのであらかじめ設定をきっちり作っておく必要があります。
 だけどやっぱり魔法が実用化されてる世界というのは僕の頭では考えられないのですよ。
 Galshellでも弾のエネルギー源はなんなんだろうとかこの生き物はどうやって飛んでるんだろうとか気になりまくる。

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 かなり以前から伝奇アクションというか怪人がバトルしまくるノベル作品を製作したいと思い続けています。でもこれも設定の時点で悩んでしまいちっとも進まない。
 現代を舞台に、人間を食ったりするおそろしい怪人が一般人にまぎれて生活し、時には怪人同士戦うという感じにしたいのですが、人間を食うようなやつが何匹も暴れまわって痕跡を残したらすぐに大事件になってしまう。
 目撃者がネットに情報を書き込み写真とか撮ってばらまいたら、あっという間に全世界で話題沸騰ですよ。
 物語として成立させるためには主人公の住む町に物騒な怪人を何人も住まわせないといけません。学園ものならば同じ校内に数人ほしいところでしょう。
 これらの怪人が事件を表ざたにしないよう死体等の痕跡を残さず人間を食うとします。ある地域で十人の怪人が各々月に一人襲えば一年で120人の行方不明者ですよ。怪人たちが示しあわせて身元の曖昧な浮浪者を襲うとかすれば多少は発覚しにくいかもしれませんが、それでも120人消えたら誰か異常に気づくのではあるまいか。
 それに、やっぱ普通の人も襲わないと話が盛り上がらないじゃないですか。人間を襲わずに怪人同士で戦うってのはだめです。それじゃ面白くない。やっぱ怪人ならば人間を食わねばならない。人間食ったら死体処理も大変ですよ。髪の毛も骨も全部食べるならいいかもしれないけど人間を丸ごと食べるのは怪人にもけっこうキツイのではあるまいか。体重倍になっちゃうよ。うんこも数十キロですよ。便所詰まっちゃう。野ぐそしようものなら臭くてたまらない。巨大うんこミステリーとしてネットで話題騒然ですよ。
 また、怪人が全国的世界的にある程度昔から存在するなら、国家が情報を知っていて当たり前になります。一人二人なら逃げ回れるかもしれないけど、何十人も怪人がいたらマヌケなやつがひとりはいるはず。いや知能も人間以上にすればいい!と思う方もいよう。前述の死体問題もみんなで食べれば解決です。
 しかし! 全員が狡猾で賢かったらつまらないじゃないですか。中には短絡的で欲望丸出しなやつもいたほうがいいではありませんか! でもそういうやつは即とっつかまってマッド科学者の実験材料ですよ。むしろみんな狡猾なタイプだとすると、一番頭のいいやつは自分から国家に取り入るというのがこの手の話の定石ではあるまいか。
 しかしこれはつまらない。正直、黒幕が政府だとか生物兵器として利用とかは、個人的にものすごくつまらない展開だと思ってしまいます。
 国が知っていれば当然軍事利用という方向に進むわけで、そうするとそれを使った兵士なり兵器なりの性能を考えないといけなくなる。既存の兵器と比べてどれくらいの能力があり、どのくらいのレベルの重要度かも考えないといけない。また、他国も似たようなものを持っているとすれば、当然それに対する防御策も練っているわけで、ますます考慮する要素が増える。敵が攻めてくるのは軍事基地だけのはずないから、主要都市にもあらかじめ防御策を備えておく必要があります。首都なんて要注意ポイントです。
 しかし僕は兵器とか軍事とか全然興味ないので、そんなの考えられないですよ。
 だいいち怪人なり異能力者なりが存在し国家が研究してるなら、電子機器や医学に研究結果がフィードバックされ、一般社会にもなんらかの影響があるはずではないかと思います。UFO陰謀説みたいにオーバーテクノロジーがあっても政府がすべてを隠蔽してるとかはどうも納得できない。UFO自体を隠蔽しても関係するテクノロジーは何かしら社会に出るものではないかと思うのですよ。
 軍事技術だけ数十年先を行って、一般社会が今のままというのはちょっと考えられない。なんらかの技術が漏れてくると思います。
 それに、いくら国が異能力者の存在を隠しても、ある程度の人数がいるなら大企業とかが把握するのではあるまいか。
 ここでUFOとか好きな人は「現時点で政府が宇宙人の存在を秘密にしていることが、隠蔽能力の高さを表している! 米軍の科学レベルは100年先を行っている!」というかもしれない。たしかにそうかもしれない。しかし僕は宇宙人が地球に来て牛捕まえて内臓とったり野原にへんな模様を描いたりというゆかいな説には否定的である。
 とにかく国を関わらせると話の大筋や結末がある程度想像できてしまうので、僕としてはつまらないのです。「謎の生命体もの」で、ラストに制御を失って暴走とか勘弁してほしい。いやそこをなんとかするのが腕の見せ所なんだろうけど……。
 それに軍事とか全然興味ないから調べたりするのはめんどくさい。90年代の伝奇アクション小説はこんな話ばかりで、自分が読んだものはどれも突っ込みどころ満載でした。こういう設定のほうが話が壮大になって好きという人もいるかもしれないけど、僕は逆に話がしぼむ感じがしてしまいます。こういう物語では、敵はすごい人数の組織なのに主人公と関わるのはトップ付近の人ばかりで秘密本部とかもセキュリティがめちゃくちゃ甘くて簡単に中枢部までたどり着いてしまいます。世界規模の組織のはずなのに主人公が楽々核心部と接触してしまうと、しょぼい組織という印象を受けてしまいます。
 そんなの気にせずに主人公の活躍だけ楽しめばいいとも思うんだけど、性格が理屈っぽいためついつい余計なことを考えてしまうのがつらいのですよ。(そのくせ変な形の屋敷で無理がありすぎる殺人事件がおきる推理小説は「こういうもんだ」と納得して楽しんでるんだから勝手なものである)

.
 日常生活に怪人出現系でいちばん「うまい!」と思ったのは、まんがの『寄生獣』です。これはほんとにうまいことやった。
 ある日突然怪人が現れ最初は目立つ事件を起こすもののすぐに人間社会について学習し正体を隠そうとするわけです。しかし警察(人間側)もしっかりと事件を把握しているため怪人を見つけ出す手段をあれこれ考えていく。
 いきなり現れた生物だから最初は国のほうにも対処法がなく、既存の警察や自衛隊がどう行動するか考えるだけでいい。
 そして事件を比較的短期で収束させ、「捕まえたパラサイトを国家はどう扱うか」などのめんどくさい問題が起きる前に物語が終了する。
 これは日常生活の中での異形バトルとしてはこれ以上ない料理法ですよ。余談だけど、僕がこのまんがでいちばん面白いと思ったのは、パラサイトたちが人間社会に溶け込もうとしていく過程でした。このあたりをもっとみっちりじっくり描いていってほしかった……。一人に何体も入ってすごいバトルをするとか、正直どうでもよかった……。むしろバトルまんがっぽくて興ざめでした。

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 とまぁこんな具合に、僕は設定を考えるのが苦手なのです。ほんと、うざい屁理屈ばかり言ってると自分でもわかってるんですよ。それでも自分で話を考えるときは気になってしまう。気になりすぎて話が作れない。困ったもんだ。
 しかしこんなことを言っててもしょうがないので、なんとか曖昧なところは曖昧なままで設定を作っていこうと思います。
 矛盾や破綻があってもあんまり突っ込まないでください。
 ある日突然「あの設定やっぱナシ」と言い出すかもしれない。それを大目に見るのが大人というものである。
参考になったらクリック!!

9 Comments »

  1. はっきり言って、ビビるくらい陳腐な話ししか考えられない私ですが、カキコします。
    もう書く前から長文失礼します。謝ります。

    魔法の話は、確かに変ですよね。
    いや、魔法は許せんけど、神話世界で、モンスターや妖精は居ておかしくない!なんて人もいたり。
    ケルトに関する妖精や女神はいるんですよとか、神話世界だからとか、
    実はその神話も作られたものであることに気付ききってない人もいる。
    誰かが作った歴史ある作り話に乗っかっていっている人も沢山いて、
    あれは妄信具合が怖いけど、上手い手だなって思ったりもします。
    生物の進化を思うと、モンスター同士が争いあって、
    生存競争している世界がないとドンドン大型化しないだろうなとか邪推も出てきますよね。

    こと魔法になると、いよいよ話がおかしな方向に。
    僕は結構、竜にまつわる(人だけど実は正体は竜って)種族みたいな奴らだけが
    魔法を使えるとか好きですけどね。希少価値あるじゃないですか。
    人の世界が基本なれば竜だらけってこともなさそうで。
    絶滅種みたいでカッコいい。不謹慎だけど。

    魔法も使える人の数と、使うことのコスト次第で世界は大きく変わるでしょうね。
    使える人は少なく、コスト大きくすると、今の世界から大きくぶれないので
    世界は構築しやすいのではないでしょうか。
    魔女狩りじゃないけど、魔法使いを奴隷にする世界ってのがドロくさくて
    現実味ありますけど、ことシューティングでは弾(魔法)撃ちまくりなので
    つじつま合わなくなるんですよね。
    まぁ、普通に考えたら、回復魔法だろうが、攻撃魔法だろうが、
    使ったら、使った人の生命エネルギーか、周囲の生物エネルギーが減少しそうなもの
    なんですけどね。MPってなんだよって。

    魔法石とか出てくると、もはや動力産業お先真っ暗になりそうですね。
    魔法石が二酸化炭素からエネルギー生産して、すごくエコっぽいとかw

    シューティングでは、魔法使える特定の人が生死をかけて羽ばたいていくのに
    グッとくるとかでしょうか。コスト高くてもなんか話は成り立ちそうな気もしてきました。

    >怪人がバトルしまくるノベル

    漫画ばかりで申し訳ないですが、
    感動するほど構築されていたガイバーの世界が風呂敷広げすぎて破綻してるように
    同等の漫画は当然のように破綻しますね。

    もう始まる前から破綻することが確約されているような江川達也のラストマンも
    取っ掛かりは結構好きでした。
    生物戦争というか、自分がラストマンだといって、人間をどんどん一つの固体にしていく
    ストーリーに最初は震えたんですけども。
    主人公が強いのか弱いのかわかんない融合種なので、どんどん強くならずに
    しょうもないものとドンドン融合して貧乏臭く戦って欲しかったところでした。
    もういつものことですが蓋をあけたらただのエロ漫画なんですが。

    怪物世界のつじつまでいうと、今は、桂正和のゼットマンが
    結構つじつまあってます。
    ただ怪物が一人歩きしているので今後破綻しそうな雰囲気もありますけど。

    そう考えると凡作っぽい評価だったデビルマンレディーも案外侮れませんね。

    訳わかんない長文ごめんなさい。
    今後も期待してます。頑張ってください。

    コメント by Y本 — 2009 年 3 月 22 日 @ 12:28:23

  2.  モンスターにしても、太陽の光の届かない洞窟の奥底にでかいやつがうじゃうじゃしてるのは不自然ですよね。何食ってそのでかい体を維持してんだという感じです。

     特定の稀少種族だけ魔法を使えるなど縛りがきつければ設定は作りやすそうなんですけど、矛盾がごまかせるぶん自由度も低くなり破天荒な物語に使うのはむずかしそうです。あちらを立てればこちらが立たず……。
     ベルセルクがこのタイプっぽいですね。基本的に魔法・怪物世界と一般世界は交わらす、たまに両者が触れたときに騒動が起きるという感じで。

     怪人ものは体重の問題もありますね。ガイバーだと、ガイバー自体は異次元にいるため体重が増えても問題はないのですが、ゾアノイドは普通の人間から変身するため体重は増やせません。人間状態の時からものすごく重いんだろうか。

     魔法石も便利アイテムですよね。「魔法元素」とかも。これが古代文明のナノテクの遺産とかだったら、「あーあ、使っちゃった……」って感じです。しかし安っぽいアイデアではあるものの、困ったときにはすがらざるを得ない便利さがあります。
     もちろん僕も魔法石とか魔力吸収物質とかばりばり使うつもりです!

    コメント by 坂葉 — 2009 年 3 月 22 日 @ 21:23:24

  3. ファンタジーの世界のことについては書き出すと長くなるのですこしだけ、

    魔法が存在すると科学が発達しないという点は、その世界における魔法の位置づけにより変わると思います。
    ほとんどの人が大なり小なり魔法を使う事が出来る、もしくはその素質を持っているのであればそうでしょうが、
    魔法が限られた一部にしかつかえないもので、それ以外はどう努力してもつかえないものならば、
    その代替として科学が発達する余地はあると思います。

    また、私は魔法の行使にはエネルギーが必要と考えます。生命力とか「気」とかの類でしょうか。
    アイテムひとつで簡単すぐにに回復できたりも出来無いものと考えます。
    これなら、魔法=万能ではないとなるので魔法に頼りきることはないと思いますが。

    ファンタジーの世界の設定を考え出すととまらなくなるので、この程度で止めておきます。

    コメント by ま゛ — 2009 年 3 月 24 日 @ 01:23:52

  4.  リアリティのある設定や中世的な世界観にするなら、やはり魔法はコストの高い貴重な技術にしないと駄目ですね。
     しかし特殊な技術にすればするほど縛りがきつくなり、ゲームで使うには難しくなってしまう。

     あといくら縛りがきつくても、魔法という便利な技術が一般人も普通に認知するレベルで存在してしまうと、それを中心にした産業が必ず発生します。そしてそれにより社会がどうなるかということばかり考えてしまい、結局「オレの頭じゃ想像つかんわ」となってしまいます。
     現代でいえば、一般人の扱えないような核分裂反応(つまりコストの高い魔法のようなもの)が爆弾や発電に利用されたりその研究成果がさらに別の分野で応用されたりと、直接的間接的に世界のさまざまなところに影響を与えるような感じです。
     こういうのを想像するのは、100年前の人がネットや携帯電話の普及した世界を想い描くようなものと言いましょうか。しかも機器や能力が社会に与える影響だけでなく、まずその根本技術まで理解していかないとどうにもならない感じというか。

     まぁこんなこと言ってたらキリがないので、僕はリアリティとかを棚に上げておいて一般的なファンタジー世界観を流用し、なんでもあり的なゆるい設定を目指したいところですよ。

    コメント by 坂葉 — 2009 年 3 月 26 日 @ 01:26:32

  5. 「日本の失踪者は増加傾向にあり届けられた数字だけで毎年10万人を超えている」

    ので、120人くらい居なくなっても全然大したことないと思われ。
    さらに自殺者数は3万人超なので、大概の伝奇ストーリーを構築するくらいは楽勝です(´∀`)

    コメント by なかやま — 2009 年 4 月 5 日 @ 01:28:34

  6. 坂葉さんはもっと狭い範囲での事件を想定しているんじゃないですかね。
    10万人というと日本全国の総人口と比べるとたったの約0.08%ですよ。
    たとえば荒川区の総人口の0.08%というと約160人、西日暮里でいえば約14人です。
    10人の怪人が荒川全域で満遍なく食事したとしても160人が280人に膨れ上がるわけです。
    そう考えると10万人っていうのは「全然大したことない」と言える数ではないと思いますが。

    コメント by 匿名 — 2009 年 4 月 6 日 @ 19:26:20

  7. >なかやまさん

     実は元のテキストには自殺者数と行方不明者数についての考察も長々と書いたんですが、話が逸れすぎるので全部カットしてしまいました。
     自殺者や行方不明者の場合、いきなり消えたとしても周囲の人間が「あの人なら消えそう」と普段から思っていそうです。怪人がこういう人ばかりを狙うのであればいいんですが、それだと物語の展開に制約が多くなります。
     また行方不明者についてはかなりの部分が戻ってきたり行方が判明したりするらしいですよ。
     なので、普通の生活をしてる人がある日突然消えてそれが狭い地域で年間100人となったら、やっぱり相当の騒ぎになると思うんですよね。学園もので5人も消えたりしたらえらいことです。
     これもネットのない時代にして「政府による情報統制」とかをやればなんとかごまかせそうですが……。しかしそれはまた別の悩みが発生してしまう。

     
    >匿名さん

     本文中には書きませんでしたが、僕は大都市を外れた地域で2?3市まとめたくらいの範囲を想定していました。(つまり今僕が住んでるところの周辺で日常的に行動できる範囲)
     人口にして15?20万人くらいを擁するエリアでしょうか。
     そこで年間100人行方不明になるとすると1500?2000人に一人くらい、世帯数で言えば500?700軒に一軒の割合なので、「知り合いやその家族が何人か消えた」という人が何人も出てきそうなんですよね。
     こうなってくると怪人の数と食事の頻度を減らしてみようとも思うんですが、やはり怪人にはたくさん悪いことをしてもらわねば気分が盛り上がらない。

     でもこんなこと言ってたらほんとキリがないので、なんとかごまかして話を作りたいところですよ。

    コメント by 坂葉 — 2009 年 4 月 6 日 @ 21:53:30

  8. ひと世帯ごと消えれば滅多なことでは発覚しない気がしますが(´∀`)
    中途半端に一人二人と減らすから発覚が早まるわけで。
    超過疎地域なら村ごと消えても発覚しない可能性もありますぜ。

    そういえば「魔の聖職者 ロスト・ゾーン」では消えた人に関する記憶が周囲の人から無くなるというワザを使ってました。最終的には街ごと外部から認識できなくなりましたが。

    コメント by なかやま — 2009 年 4 月 7 日 @ 00:34:36

  9.  一家丸ごととなるとバレたときにえらいことになりそう……。
     いっそのことしばらくその家に住み着いて、親戚と偽って来客を追い払うのもいいかもしれない。
     ここまでくると、いかにして犯罪を隠蔽するかという怪人側の物語にしたほうがよさそうです。

    コメント by 坂葉 — 2009 年 4 月 7 日 @ 19:10:15

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