下の方にちょっとした攻略情報があります。
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元祖リズムアクションです。
発売当時友人の家でプレイしたもののクリアまではやらなかったので、いまさらながら中古で購入しました。
これはもうものすごい名作で、音ゲー史上に燦然と輝く傑作と言っていいでしょう。
リズム感のない人にとってはかなりの難易度ですが、「アドリブ」システムにより頑張ればクリアできるようになっています。
一人でプレイしても楽しいですが、友達と遊ぶともっと楽しいと思います。
まあ今の僕は友達がいないから一人寂しくクリアしたんですが……。
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●システム
先生のお手本フレーズにあわせ、○×□△LRを押していきます。同時押しはないので、音ゲーの中では楽なほうかもしれません。無茶すぎる連打とかもありません。
ミスをすると評価が下がっていき、曲や演出が変化していきます。
逆に見事なプレイを続けると先生が去って一人舞台になります。(クリア後のみ)
また、お手本どおりにボタンを押さなくても「最初のボタンは先生と同じものを使う」「先生の使ったボタンは全部使う」「リズムが合っている」の条件を満たせば評価ポイントが上がります。
リプレイ機能もついているので、かっこよくラップを決めることができたらリプレイを見て悦に浸れます。
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●感想
世界初のリズムアクション作品で、評価による曲変化とアドリブプレイを導入していたというのはすごいです。
最終面でのコール&レスポンス演出もおもしろかった。
ストーリーやキャラのリアクションも珍妙で、先の面を見たい!という気持ちにさせてくれます。
はじめてプレイしたときはまさに次世代ゲームだと思いました。
今見るとボリュームが少なく感じるものの、面白さは色褪せません。
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ただ、さすがに黎明期の作品だけあって不親切に思える部分もあります。
昨今のリズムアクションでは一打ごとにGOODとかBADの評価が出るためタイミングのずれがわかりやすいですが、このゲームではフレーズごとに評価されるのでどこが悪かったのかわかりにくいです。
クリア後の評価もなくてちょっと物足りないです。
まあ当時としては前例のないゲームなのでこのあたりは仕方ないことでしょう。
あえて「ゲームっぽさ」を薄めてるように感じる部分もあります。
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先生のお手本どおりにプレイするとかなりの高難度です。最初のプレイでは一面さえ越せませんでした……。
簡単モードも一応あるんですが、これだと三面までしか遊べません。
表拍を外すフレーズが多いので、リズム感のない人には序盤ステージでも歯が立たないと思います。ラップ恐るべし。
カエル先生の面なんてどういうリズムなのかまったく理解できないよ……。
僕くらいリズム感がない人間になると、リズムを無視して反射神経でプレイしたほうが進めます。
しかし反射神経プレイも五面のトイレステージで行き詰まりました。こんなの人間にクリアできるの?という難度です。なんでも楽器やってる人とかだと一時間で全面クリア余裕だったりするそうですが……。
まぁそんな僕でも全ステージのマスターコースをクリアできる技があるので紹介しましょう。
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●攻略
とんでもなく難しいのにネット上に攻略情報がほとんどありません。たまにそれっぽいものが見つかっても、リズム感のある人向けになっていて僕のようなリズム感ゼロ人間にはまったく役に立ちません。
トイレの面がどうしてもクリアできず一度は投げ出しかけたのですが、「アドリブ」に着目したところ、簡単にクリアできる方法が見つかりました。
その方法とは、先生のお手本を無視して全部アドリブでこなす、というものです。
アドリブのルールは「最初のボタンは先生と同じもの」「先生の使ったボタンは全て使う」となっているので、これさえ満たせば好きなリズムでボタンを押せばいいわけです。
例えば
・・△・ ・△・・ △・・・ ・・・△
というフレーズの場合、
△・・・ △・・・ △・・・ △・・・
でもランクが上がります。
リズム感の悪い人でもドラムに合わせて体を揺すれば、拍の頭くらいはとらえることができるでしょう。
・・△△ ・RR・ ××・・ ・・○○
こういう場合は
△・R・ ×・○・ △・△・ △・△・
でOKです。
最初のうちに必要なボタンをすべて使っておいて、余ったところは適当に押します。
また、方向キーの左右どちらかを押しているとセリフが固定されるため、リズムがとりやすくなります。
これで通常ステージは全てクリアできると思います。
こうなるとマスターコースを見たくなるのが人情というもの。
とはいえ、このやり方だとマスターコースに入るのも難しいでしょう。
しかし、この技を少しアレンジすればマスターコースもなんとかなります。
・・△・ ・△・・ △・・・ ・・・△
こういうフレーズの場合、
△△△・ △△△・ △△△・ △△△・
と三連打してみましょう。アドリブでたくさんのボタンを押したほうが評価の上がりかたがいいようです。
なぜ四連打にしないのかというと、リズム感の悪い人(例えば僕)は小まめに区切りを入れたほうがリズムの調整をしやすいからです。
毎回三連打は疲れるので、COOLが点滅したときのみ連打作戦でいくといいです。
・・△△ ・RR・ ××・・ ・・○○
こういう複雑なフレーズの場合は、
△・R・ ×・○・ △△△・ △△△・
先に必要なボタンを全部使ってから連打パターンです。
見事マスターコースに入ったら、あとは
△・△・ △・△・ △・△・ △・△・
を繰り返すだけでクリアできます。同じボタンしか使わないのはかなりカッコ悪いですが……。
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ものすごく邪道なプレイ方法ですが、リズム感のない人にはこれでもけっこう楽しめると思います。
クリアできずにストレスを溜めるより、少々ずるい技を使ってでもクリアしたほうがおもしろい。ズルと言っても一応はリズムアクションの範囲内のズルなので、いわば「上達のためのズル」です。
うまくなってきたら、お手本どおりに叩いたりお手本をアレンジしたりするといいでしょう。
開発元 | 七音社 |
発売日 | 1996/12/02 |
プレイ記録 | |
全ステージマスターコースクリア |