パソコンが壊れたので新しく購入しました。
サイコムというショップのBTOです。
パーツの組み合わせの自由度が高く、余計なソフトもインストールされないようなのでここを選びました。
そのかわり納期が若干遅めです。注文してから届くまでに一週間かかりました。丁寧な仕事をしているから時間がかかったと考えようではないか。
CPU | Intel Core i5-2500T |
MOTHER | ASRock Z68 Pro3 Gen3 |
MEMORY | 16GB DDR3 SDRAM PC-10600 |
SSD | 120GB SSD [Intel SSD 520 Series] |
HDD | HITACHI HDS721010CLA332 [1TB 7200rpm 32MB] |
VGA | RADEON HD6570 1GB [DVI/D-Sub/HDMI] |
POWER | SilverStone SST-ST60F-P [600W/80PLUS] |
OS | Windows7 Professional SP1(64bit) |
こんな感じの構成です。約125,000円。
スペックはあえて抑え目にしておきました。
すごいPCゲームをやるわけでもなく、動画編集やエンコードもまったく興味ないので、そこそこの能力で消費電力が低めのものを選んでみました。
あまり性能を上げすぎると自作ゲームの要求スペックも上がってしまいそうだし。
そのかわりメモリとSSDはどーんと行きました。いや120GBのSSDは標準レベルなのかな……。
電源は標準だと500Wでしたが、余裕を持って600Wにしました。以前貧弱な電源を使ってたせいで不具合が頻発したことがあったのです。
しかしスペック抑え目といっても00年代のPCゲームなら大半が遊べるのではないだろうか。そろそろsteamに手を出すときがきたか……。
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パソコンが届き起動チェックをした後、リムーバブルHDDを取り付けるためケースを開けてみました。
そしたら配線の美しいこと……。これがプロの仕事か……。
配線の一部がリムーバブルケースと干渉するので、泣く泣くインシュロックを一本切って配線の取り回しを変えましたよ。
旧PCのHDDを取り付けて電源スイッチに指を当てます。
緊張の一瞬です。
旧PC故障の原因はマザーボードっぽかったですが、HDDにもダメージがあった可能性も否定できません。
もしHDDが壊れていたら、作るのに三週間近くかかった夜光蛾5 六面BGMを作り直しです。
プログラムや画像素材は二月中ごろにバックアップを取ったものの、それでも一度作ったものを再びやりなおすのは精神的ダメージがでかいです。
ビクビクしながら電源ON!
……HDDは生きていました!
そして僕はさまざまなソフトをインストールしていくのでした。
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とりあえずブラウザということでスレイプニルのサイトに行ってみたところ、なにやらsleipnir3というのが出ているようです。
僕は環境が変わるのが大嫌いで古いものを使い続けるタイプなんですが、PC新調の機会にブラウザも新しくしようと思いsleipnir3を入れてみました。
しかし! ものすごい強気の宣伝文句を並べ立てているわりには、sleipnir3は未完成版でした……。
ちょっと使っただけでも、「お気に入りの個別設定」「検索エンジンのクエリ設定」「プラグイン機能」が使えないなどの不具合が出てきたのでした。
それなのに公式サイトではsleipnir2へのリンクが巧妙に隠されている。いや隠されてるわけじゃないんですが、意識して探さないとなかなか見つかりません。
めんどくさかったので旧HDDからフォルダごと持ってきてsleipnirを起動したらそのまま動きました。そういやzip版を使ってたんだっけ。
メールソフトEDMAXもフォルダそのままコピーで動きました。
やっぱインストーラーのないソフトはいいなぁ……。
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そしてファイラーソフト「まめFILE」のサイトに行きました。
そしたらこれも新バージョンが出ているではありませんか。名称をAS/Rと改め、新作として登場です。
微妙に使い勝手が違ってたりして設定に苦労しました。というかもともと設定がややこしいソフトなのでした。
この作者は「自分で使うために作ってるんだから嫌なら使うな!」みたいな発言をしていて怖い感じだったんですが、不具合のサポートとかすごく丁寧でしっかりしてるあたりがツンデレっぽいです。
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テキストエディタのさくらエディタ、アウトラインエディタのnami2000は問題なく動きました。
しかしnami2000はバージョンアップが止まって悲しいです。
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VS2008をインストールし夜光蛾5をコンパイル&実行しました。これもまったく問題なく動き一安心です。
以前の環境で30~40秒かかっていたコンパイル・リンクは、このPCだと6秒くらいでした。これは速い。
ただ、僕はコンパイルの待ち時間に休憩がてら製作メモをとったりしていたので、あんまり速いと休みなく作り続けることになって疲れそうです。まあ速いのはいいことなので、すぐに慣れるだろう。
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そしてフォトショップとペインターをインストールしました。
フォトショップはいいんですが、問題はペインターですよ。起動しませんでした。
ネットで調べたところ、win7 64ビットにメモリを8GB以上積んでいると起動しないらしいです。奮発して16GB積んだのが仇になってしまった……。
さらに調べたところ、非公式パッチというのを当てればなんとかなるということがわかりました。
そして非公式パッチを当てたんですが……起動して画像編集はできるものの、レイヤの表示/非表示切り替えにものすごく時間がかかるのでした。はっきり言って使いものになりません。どうすりゃいいんだよ……。
検索しても同様の症状の人はいないようで、困り果ててしまいました。
翌日再度試してみたところ、原因らしきものがわかりました。
表示/非表示のチェックボックスをクリックしてからカーソルをウィンドウから外さないと、切り替えが行われないのでした。
逆に言えば、カーソルをウィンドウから外せばすぐに切り替わります。
どうもマウスとの相性が悪いような気がします。(僕のタブレットはシリアル接続なので新PCにはつながらないため、マウスで操作していた)
タブレットを使えばなんとかなりそう……と言いたいところですが、ペインターのことだから新たな不具合を引っさげて僕の前に立ちはだかるのでしょう……。
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そして前のパソコンではまともに動かなかった同人ゲームを起動してみました。
花咲か妖精フリージアは最高クラスの設定でも余裕で動きました。まあこれは前のPCでも遊べるレベル(最低設定だけど)だったので動いて当然だろう。
次に前のパソコンではフリーズと見まごうばかりの挙動を見せてくれたREVOLVER360(REACTOR_C80TRIAL)です。
これも動いた! 余裕ですよ。さすが今時のPC……。
Astebreed体験版も問題なく動き、もう向かうところ敵無しといった気分ですよ。いやまあ同人ゲームに関わる人間のPCなら動くのが当たり前なのかもしれないけど……。
しかし性能が上がり処理落ちしなくなったせいでクリアできなくなるゲームも多そうである。クリムゾンクローバーとか処理落ち無しでは無理っぽい……。
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全体的な操作感としては、思っていたほど速くなっていないなということでした。
日常的な使用の面では、以前のPCとの差がさほど感じられないのです。
これはHDDアクセスが問題なのでしょう。
かつては高速動作が売りの装置だったのに、今ではボトルネックになっているとは……。
お絵かきソフトやDAWソフトを使うときにこそ、新PCの真価が発揮されそうです。
つまりバリバリゲームを作ってこそ、高い金を払った価値を感じられるということである。いやまあ昔のPCと比べたら驚くほど安いんだけど。
環境の整備がだいたい整ってきたので、そろそろゲーム製作を再開せねばと思うのでした。