玉を転がしていろんなものをくっつけていくゲームです。
これはおもしろかったです。話題になるだけはある。
ゲーム中に奇天烈な歌詞の歌が流れるんですが、変な歌のくせに出来がいいというところもすごい。
そこらの歌謡曲よりも二段くらいレベルが上ではあるまいか。
タイトルは「カイコン」ではなく「カタマリダマシイ」と読むらしいです。
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●システム
左右のアナログスティックを使い、戦車型の操作で玉を転がします。(両方を前に倒すと前進、互い違いに倒すと旋回など)
落ちているものを玉で轢き潰すとくっつけることができます。
小さなものをくっつけているうちにだんだん玉が大きくなっていき、大きなものもくっつけられるようになっていきます。
玉が大きくなるとそれまで越えられなかった段差を越えられるようになり、行動範囲が広がります。するとさらにいろんなものをくっつけられるようになる。
制限時間内に玉を一定サイズ以上にするとステージクリアとなります。
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●グラフィック
リアリティの面からするとあんまりいいとは言えませんが、それがまたこのゲーム独特の世界観を生み出しています。
さまざまな物が丁寧にモデリングされており、製作者の労力は相当なもんだったろうなぁと思わせてくれます。
人間も出てくるんですが、レゴブロックの人形みたいなデザインになっています。もしリアルなキャラになっていたらものすごいホラーゲームと化していただろう……。
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●ストーリー
かなり変な物語がついています。
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●感想
老若男女みんなが楽しめる奇天烈ゲームでした。
ゲームとしては、レースゲームの亜流的な感じでデザインされてるようです。コースを自由に回りチェックポイントを全部通過させるようなタイプです。
このゲームの場合は、進行に応じて行動範囲や通れるチェックポイントがどんどん変わっていくあたりがおもしろい。
じっくり観察しながらプレイしていると、「こういうルートで玉を転がしましょう」という推奨コースが見えてくるんですが、それをぜんぜん感じさせないあたりがうまいです。
アイテムを適当にばらまいてるように見えて、実はちゃんと計画的に配置されてる。
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終盤のインフレ具合も笑えます。あまりにも無茶すぎる。
ぱっと見には家族みんなで楽しめる愉快なゲームなんですが、実際は阿鼻叫喚の大災害を引き起こしてるというところもすごい。
残虐度としては、首や手足が飛んだりする海外ゲームと大して変わらないのではないか。
とんでもない暴力ゲームですよ……。
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誰がやっても楽しめるタイプのゲームなので、未体験の人はぜひプレイしてみることをおすすめします。
開発元 | ナムコ |
発売日 | 2004/03/18 |
プレイ記録 | |
最大 | 822.89m |
モノの種類 | 1329 |
集め率 | 92% |