人気ヤクザゲームの一作目です。
ヤクザものの娯楽作品は嫌いなので避けていましたが、今のゲーム界を代表する話題作でもあるのでチェックしておかねばと思いプレイしました。
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●システム
いかがわしい繁華街を舞台にした箱庭ゲームっぽいアクションアドベンチャーです。
町を歩いているとチンピラなどに因縁をつけられ、コンボアクション型の戦闘モードに移行します。
戦闘に勝つと相手から金品を奪うことができます。
奪える金額や町で売っているものはそれなりに現実に則したものとなっており、ゲームのリアリティを強めています。
マップは固定アングルで表示されています。マップ構造を覚えるまではちょっと操作しにくいです。
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●グラフィック
東京の繁華街の雰囲気がよく出ています。これはなかなかすごい。
たまにものすごくしょぼく感じる場面もありますが、全体としてみればかなりがんばっているでしょう。
PS2で、日本の日常的な光景をリアルに表現するのは大変だったと思います。
しかし、ヒロインは不遇な身の上なのに、衣装がすごく高価そうでお嬢様にしか見えないのがちょっと……。
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●ストーリー
いかにも日本のテレビドラマといった感じの愛憎溢れる物語が展開されます。
どこまで真面目なのかわからない無茶な展開もあります。
そして渋い男キャラがたくさん出てきます。
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●感想
戦闘がものすごくかったるいです。
読み込みが長いのは仕方ないとして、一度コンボがはじまると方向転換できないのがかなりストレスたまりました。
UI関係の出来がいまいちで、これもストレスの元になっています。
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ゲームとしては、確かに話題になるだけの大作です。
本編以外のミニゲームやサブミッションも山ほどあり、全部楽しむには相当の時間がかかると思います。
登場人物は皆キャラが立っており、ストーリーもよくできています。
ただ正直言って、メインストーリー以外の部分が全然楽しめませんでした。
キャバクラシステムなんて、めんどくさいだけでどこがおもしろいのかさっぱりわからない……。
ギャンブル系のミニゲームも「そんなことして何になるの?」と思ってしまう。(僕はRPGのカジノもまったく楽しめないのです)
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ヤクザになって歓楽街で豪遊というコンセプトがどうにも受け入れられませんでした。
かっこいい主人公を見たいのに、僕にとってかっこ悪い行動しかできないわけです。
主人公が完全な外道という設定なら、外道になりきってめちゃくちゃできるんですが、そういうゲームは日本では出せないだろう……。
娯楽作品としての出来は素晴らしく、おすすめではあるんですが、僕にとってはいまいちな一作でした。
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開発元 | セガ |
発売日 | 2005/12/08 |
プレイ記録 | |
サブストーリー | 33 |
技ゲット数 | 92% |
倒した敵 | 798体 |
コインロッカー | 71% |
再挑戦回数 | 29回 |
セーブ回数 | 40回 |
プレイ時間 | 15:17 |