国産TPSです。
2006年(ほぼ2007年だけど)に、この完成度の国産TPSが出ていたとは驚きです。
評判は知ってましたが、海外製作だと思ってました。
雪原で巨大怪獣と戦うゲームです。
変形ロボットによる戦闘がなんとも日本的です。
完成度は高いんですが、「なんでこうしちゃうの?」と感じる部分も無きにしもあらず……。
XBOX360版は中古でとてつもない値崩れを起こしています。
ワンコインで国産TPSの底力を体験することができますよ……。
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オンラインの評判がいいのですが、未プレイです。
オフのみの感想となります。
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●システム
基本的なTPS操作に加え、ワイヤーを使って高所に登ることができます。
しかし操作感がけっこう重いうえにジャンプ中にワイヤーが撃てないで、かっこよく立体的な戦闘を行うのは難しいです。
また、武器交換時に立ち止まったり、ジャンプ後に硬直があったりと、快適とは言いがたい操作感です。
アクションゲーム的な要素を入れながら、リアルな挙動を目指しているような感じです。
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エネルギーによる制限時間があります。
Normalならあまり神経質になることはないですが、それでもじっくりプレイできないのは残念でした。
しかも敵は無限沸き(復活)です……。
生成地点から一定距離離れると復活するらしい。
ダメージを受けても、エネルギーを使って体力回復できます。
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さまざまな乗り物やロボットが出てきます。
場面に応じてどんどん乗り換えて戦うことができます。
また、ロボットに乗っていなくても、ロボット用の重火器を持ち徒歩で戦うことができます。
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●グラフィック
最近のものと比べると見劣りしますが、雪原での戦闘というのは理屈抜きにかっこいいです。
怪獣のデザインもいい。
主人公のモデルに微妙な知名度の韓国人俳優を使っており、なんなのこれは?という感じです。キャラの国籍とも関係なく、ポリゴンの顔モデルに使っているだけで(声もモーションも別の人がやってるらしい)、かなり意味がわからない。
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●感想
大型キャラとの戦闘を面白く作るのは、やはり海外より日本のメーカーだなぁと思わせてくれます。
日本のよさと海外のよさを融合させたゲームになっています。
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ゲーム自体はよくできていておもしろいんですが、エネルギーによる時間制限や敵の無限沸きなど、ゆっくりと楽しめない方向の調整が気になりました。
巨大ボスには部位破壊があるものの、これもすぐに復活してしまいます。
これらの窮屈なプレイ感が性に合わず、Normalクリアだけで終了してしまいました。
最高難度は、寄り道が全くできないほどエネルギー減少が速いそうですよ……。
とはいえなかなかの良作ではあるので、体験して置いて損はないという感じです。
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開発元 | カプコン |
発売日 | 2006/12/21(XBOX360) |
プレイ記録 | |
難易度 | NORMALクリア |