海外産コンボアクションの代表作です。
ボス戦も増えて迫力満点です。
相変わらず完成度がすごい反面、相変わらずアクションゲーム的には微妙なのでした。
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●システム
弱攻撃、強攻撃、ジャンプの一般的なコンボアクション操作です。
右スティックは視点移動ではなく回避動作になります。
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●グラフィック
これはもうPS2最高峰でしょう。
とにかくすごい。
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●感想
全体の出来に比べてアクション部分のいまいち感がすごいです。
欧米のゲームにありがちなんですが、リアルなモーションを重視するあまりゲーム的にストレスが溜まる作りになってます。
右スティックでの回避はいいアイデアです。しかし無敵時間がない上に敵に引っかかるので、攻撃の最中に華麗にキャンセル回避して裏に回りコンボを叩き込む、みたいなことができません。
敵に囲まれた状態で回避してもほとんど移動できずタコ殴りにされたりもします。
QTEが売りの作品ではあるものの、ボタンのタイミングがシビアすぎてなかなか成功しません。
最後の場面も、かなりシビアな即死QTE五連発は勘弁して欲しかったです。
攻撃のヒット音が地味なことから、当てたときの気持ちよさがいまいちです。
これも洋ゲーにありがちな気がする。
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各エリアは一方通行のことが多く、隠しアイテムを取り逃がしたら戻れないことがたびたびあります。
本作は探索アクションアドベンチャー的な面もあるので、一方通行は減らして欲しかったです。
「後から戻れるんだろうな」と思った場所でも戻れないことがある一方、ものすごく頑張っても取れないアイテムを後々戻ってきて取る場面もありました。
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良作ではあるんですが、全体の出来に比べるとコンボアクションとしての出来が激しく足を引っ張ってる印象で、ものすごく惜しいです。
なぜここまで作りこむ能力があるのに、肝心の部分が駄目なのか。
もしかしたら、欧米人と日本人ではコンボアクションに対する面白さの基準が違うのかもしれない。
僕がDMC系のアクションゲームに慣れすぎていて、それを絶対的な基準として考えてしまうというのもあるんだろうな……。
あまりアクションゲームをやらない人からしたら、こっちのほうが面白いのかもしれない。
おすすめの傑作ではあるものの、出来がいいだけに不満も大きくなる作品でした。
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開発元 | SCEサンタモニカスタジオ |
発売日 | 2007/03/13(米) 2007/10/25(日) |
プレイ記録 | |
プレイ時間 | 22:36 |
死亡回数 | 316 |
セーブ回数 | 75 |
連続攻撃最大数 | 388 |
レッドオーブ | 103134 |
倒した敵 | 1469 |
ブルータルキル | 304 |
ディスメンバーキル | 0 |
シャッターキル | 26 |
サイクロプスの目 | 3/20 |
神力の壷 | 2/6 |
ゴルゴンの目 | 金 |
フェニックスの羽 | 金 |