PS2の名作「フリーダムファイターズ」の製作元が作った部隊操作TPSです。
しかしすごく普通というか、はっきり言ってしまうと並以下っぽい出来で泣けました。
フリーダムファイターズはまぐれ当たりだったのかな……。
しかしクソゲーというわけでもなく、面白いと思って遊べばけっこう面白いです。
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●システム
部隊操作型のTPSです。最大四人まで仲間が増えます。
一般的なTPS操作に加え、XYBボタンで仲間に指示を出せます。
十字キーの左右で指示を出すキャラを選択できます。
照準で狙いをつけてXYBボタンを押すことで、集合、移動、攻撃を命令できます。
普通にボタンを押すと選択中のキャラへの命令、長押しで全体に命令です。
面によっては仲間キャラがさらに部下を持っていることもあります。
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●グラフィック
しょぼいです。
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●ストーリー
精神異常者のリンチと共に裏社会で暴れる話です。
リンチが人質を殺したりする場面があってちょっと引いてしまう。
リンチには無実の罪で投獄された(かもしれない)という設定があるんですが、「実はいいやつだった!」ということはないです。明らかに頭のおかしい悪党です。
変な日本が出てくるので、そういうのが好きな人は見ておくといいかもしれません。見なくてもいいけど。
ストーリーもエンディングも陰鬱です。
二種類のマルチエンディングなんですが、両方とも嫌な終わりかたです。
普通のゲームでこのエンディングだと不満大噴出なんですが、本作は相棒のリンチがクズすぎて感情移入を拒むゲームなので、これはこれでいいと言える。
いろんな舞台があり、ゲーム展開はわりとがんばってるほうかも。
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●感想
人ごみの中で戦闘になることがありますが、一般人には弾が当たりません。日本向けの規制かも。
今作では味方の数が四人までとなっている代わりに、味方に部下がつく形で集団戦を表現しています。
しかしこの部下があまりにも弱くバタバタ死んでいくため、集団戦のおもしろさに繋がっていない……。
ここはかなり残念な部分でした。
何を求められているかわからなくて進めない場面が何度か出てきました。
トラックのシーンはかなり困りましたよ……。
ラストのエンディング分岐も悩みました。移動するだけなのに。
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後半になると、敵が遠方からめちゃくちゃな勢いで攻撃をかけてくる場面ばかりになり、かなりきついです。
味方を前進させるとボコボコに撃たれて死ぬので、自分ひとりで進んでちまちま敵を倒していかねばならない。部隊操作型のゲームをやってるというのに。
マップ構造も少しずつ前線を押し上げる正面突破型になってる感じで、もうちょっと部隊操作を楽しませる形にしてほしかった。
まぁ「部隊操作」というコンセプト自体一人用FPS/TPSと相性悪いんだろうな。レインボーシックスも似た感じだった。
この手のゲームの中では、アーミーオブツーはうまいことやったもんだよ。
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猛攻の中をひぃひぃ言いながらちまちま進むゲームと考えればけっこう遊べるので、ひぃひぃ言いたい人にはおすすめです。
このきつさは今時珍しいかも。PS2時代のFPS/TPSのようです(割といい意味で)。発売が2007年末と割と古いので、昔のスタイルを引きずっているのでしょう。
僕は文句を言いながらもけっこう楽しめました。
遊んでるときには不満が出るけど、クリアして数日後振り返ってみると「実はけっこう良作じゃないか?」と思えるゲーム。
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開発元 | IO Interactive |
発売日 | 2007/11/13 |
プレイ記録 | Normalクリア |