一ヶ月とちょっとの間すごい勢いでブログを更新したものの、ついに書き溜めたストックが切れてしまった。
しかしまぁ、出すもの出しおえたあとは気分がいい……。ブリリ…ブリィ……。
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最近はバットマン アーカムアサイラムをクリアして、ものすごい完成度にうわー!と思ったのだった。
個々の部分を考えると「あれ? もしかしたらいまいちなんじゃないの?」という感じなんだけど、「どうやったら飽きっぽいライトゲーマーを満足させられるか」という部分を徹底的に追求したようなゲームだった。
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最近の音楽界では「アルバムで稼ぐやり方は古い! これからはライブだ!」みたいな話が聞こえてくるけど、これは今は良くても将来的にはマイナスなのではないか。
ネットで無料で曲を公開したところで、無名のバンドのライブになんて人は来ないわけですよ。現時点でさえ、ある程度名が売れてるバンドでも動員は寂しいというのに。
アルバム形態の恩恵というのは、実は中堅以下のバンドにあったのだと思うね。
複数の曲がセットになっていることで、レコード会社はプッシュしやすく、客も購入・評価がしやすい。作り手にとっても「アルバム製作サイクル」というのはいい感じの締め切りになっていたのではないか。
整理分類できる作品集という形でストックが増えていくというのはそのジャンルを確立させる役にも立っている。
物理CDの時代が古いというのはわからないでもないけど、作品集で売るという形は廃れさせないほうがいいと思うのだった。
ライブ主体のマイナーバンドがきちんと録音したアルバム出さなかったら、いくらいい曲でも五十年したら消滅しかねないですよ。それはあまりにももったいない。
ネット配信&ライブ集金の時代は、みんなにチャンスがあるようにみえて実は超一極集中になっていくのではあるまいか。
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ゲームの世界でも「今はマルチ対戦・協力プレイを入れてオンラインで稼ぐ時代!」みたいな風潮があるけど、これも将来的にまずいと思う。
オンラインメインのゲームは人がいなくなったらもうお金を生まないわけですよ。それどころか語り継がれることすらない。廃人伝説みたいな記事のネタになるのがせいぜい。
いくら一世を風靡した作品でも、新たなプレイヤーを生まなければ意味ないのです。興味を持った人がいても、遊べなければ語ることができず消えていく。この点ではファミコン時代のクソゲーのほうが有利といえる。中堅オンラインゲームは百年後にはゲーム界年表の一部にしかならないけど、一人用のクソゲーは百年後もプレイヤーが生まれる。
そしてオンラインゲームはリメイクで売ることもできないし、続編もむずかしいのではあるまいか。
オンラインゲームはある程度軌道に乗っている状態でないと続編は成功しないという印象がある。(このあたりはよく知らないので、実はそうでもないのかもしれないけど)
カード収集型?のスマホゲームも僕にはさっぱりわからないジャンルだけど、サービス終了後にも楽しく遊べる仕組みがないものはやばいんじゃないだろうか。
悪質業者に絵師がイラストを買い叩かれてる許さん!とか騒ぐのもいいけど、母体のスマホゲー自体が使い捨て産業ということを気にしたほうがいいのではあるまいか。
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とまあこのように、「今の時代は○○だ! ××はもう古い!」という一見もっともらしい意見を鵜呑みにすると、苦労して作ったものが消耗品として消えていき人類の文化的にもったいないと思うのでした。
ゲーム専用機や一人用ゲーム、CDアルバムは古い文化みたいに思われがちなものの、実はそういうのは大事な資産であって、使い捨てにしてると将来的には自分たちが困るわけです。
昨今はなにかと「老害が若者を食い物にしている!」と騒がれるけど、騒ぎつつも自分から食い物にされてるように見えてならない。「今の文化」というやつは実は年寄りが目先の利益のために作ってるのですよ……。
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つまり、同人ゲームは立派な文化となりえるし百年後も残るので、みんなも同人ゲームを作ろう。
すごいまとめ方だ。