バットマンが活躍するアクションアドベンチャーです。
ステルス要素があります。とはいえ、「敵を有利な状況で倒すために隠れる」という方向性のため、一般的なステルスゲームほど神経質に隠密行動しなくてもいいです。
これはかなり完成度が高くてすごいです。
娯楽アクションゲームのお手本といえそうな作品でした。
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●システム
左スティックで移動、右スティックでカメラ操作、R2でしゃがみ、×長押しでダッシュと滑空、○□△は戦闘用ボタンです。
L2を押すと捜査モードになり、壁を透過してレントゲンのように人物を見ることができます。
捜査モード中は画面が青っぽくなり、謎解きに使う特殊オブジェクトなどは橙色で表示されます。
R1をでワイヤーを射出し高いところに上れます。
ワイヤーがひっかかるのは足場のあるところだけです。
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ステルス要素がありますが、ノーキル・ノーアラートを目指すようなゲームではありません。
ワイヤーによる高機動を活かし死角から襲って倒しまくるという形です。
戦闘状態でも高所に逃げればほぼ安全になるので、ステルスというよりは敵を翻弄する楽しさを重視しているようです。
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敵の群れと正面から戦う場面も用意されています。
けっこう独特な戦闘モードのため、ある程度やりこまないとおもしろさがわからないかも。
敵の方向にレバーを入れ、攻撃・カウンター(受け)・回避・マント(よろめかせ攻撃)を使いコンボ数を稼いでいきます。
ある程度コンボが進むとレバー入力によるホーミング移動が異様に強化されるので、画面内をびゅんびゅん飛び回って戦えるようになります。
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ゲームが進むに従いさまざまな便利道具が手に入り、それを使って地形パズルをのりこえていきます。
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マップは全て繋がった形ですが、ゲーム進行に応じて移動範囲が制限されるため一本道に近いプレイ感になっています。
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●グラフィック
たいへんすばらしいです。
キャラデザインもかっこいい。
ただ、プレイ時間の大半が「捜査モード」になってしまうため、せっかくのグラフィックを堪能できません。
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●ストーリー
メインストーリーはそれほどでもないのですが、様々なキャラが出てくるため原作ファンは満足できそうです。
雰囲気はダークかつシリアスで、バットマンは悪党を殺さないものの悪党は一般人(職員)を殺しまくります。
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●感想
これはすごいです。
娯楽アクションの頂点の一つと言っていいでしょう。
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ステルス要素やコンボ戦闘が売りっぽいように見えますが、ゲームの本質部分は地形パズル&探索アドベンチャーだと思います。
マップ内には「リドラーチャレンジ」という収集物が大量に隠されており、それを探すのがゲームの目的のひとつになっています。(まったく探さなくてもクリアはできます)
ゲームが進むに従い探索用の便利アイテムが増えていき、「最初通れなかったあそこはこれを使って進むのか!」という楽しさがあります。
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戦闘モードはかなり癖が強く、最初のうちは「ボタン押すだけでつまんねぇ……」という感じです。
しかし中盤からタイタンという中ボスキャラとの戦闘が増え、ちゃんと考えて戦わないといけなくなります。
というかタイタンはかなり強いので登場すると急激に難易度が上がります。
タイタンの主要技である突進と投擲が、発動即ダメージというくらいの速度のため、引き付けてかわすことがむずかしいのでした。
来るのがわかっていてそれに合わせて回避行動を取ってもやられる感じです。
回避や投げなど、日本製ゲームだと無敵状態になりそうな行動をとっていてもダメージを食らうのがきつい。
あらかじめマップ全体の敵の状況を把握して立ち回らないといけないようです。
理屈がわかってくると奥が深い戦闘だと思えるものの、これがおもしろいかというとちょっと考え込んでしまうのでした。
やりこめば面白そうなんだけど僕はやりこまなかったのだった。
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バットマンのキャラが多数登場していてファンにはたまらない内容だと思います。
有名キャラの数々を今風かつダークなデザインにして出してみました!という感じです。
一方、原作を知らないとメインストーリーすらピンときません。
正直言うと僕は途中からストーリーは流し読みでした。
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舞台の島にバットマンの秘密基地が併設されてるのはなんか変でした。
犯罪者を集めた島(精神病院)という設定なので、治安を護るために基地を作っておいたのだろうか。
このあたりも原作の設定を知らないと理解が難しいのかな……。
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ものすごくおもしろくて大満足だったものの、続編をプレイするか?と言われたら「ごめん、もうおなかいっぱいです」という感じです。
洋ゲー大作にはこういうの多い気がする。例えばGTAやゴッドオブウォーとか。
リドラーチャレンジも残り二つまで自力で集めたのに、急にやる気が無くなって途中で終了してしまった。
続編のアーカムシティではシステムはだいたい同じでオープンワールド型のマップになったそうで、一本道展開が嫌な人はそちらをプレイするといいかもしれません。
一方大ボリューム過ぎるのが嫌な人は、ゲームの進行を確実に体感できる本作のほうがいいかも。
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これはほんとおすすめです。
万人向け……と言いたいところですが中ボスのタイタンはかなり強いので、アクションが苦手な人はイージーモードで遊んでみましょう。
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開発元 | Rocksteady Studios |
発売日 | 2009/08/25(米) 2010/01/14(日) |
プレイ記録 | |
難易度 | Normalクリア |
チャレンジ | 3% |
リドラーチャレンジ | 238/240 |
アップグレード | 20/20 |
キャラクターデータ | 42/42 |
ゲームクリア | 84% |