●イベント篇
デジゲー博2013に続き二回目の参加になります。(前回はお休み)
2013年のときと違い、会場が秋葉原のど真ん中ですごい。
サークル数も多く、来場者も多い!
驚いたのが、終了時間まで人の群れが引かなかったことです。
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サークル数に比較して、展示物のレベルが高いという印象でした。
少数精鋭というか、本気の戦士が集まっている感じ。
サークル参加者の年齢も割と低めで、20代が多かったのではないでしょうか。
なんか未来に期待できそうな感じだぞ……。
メタルのライブだと最近は四十代のおっさんだらけで、この先どうなんの?という感じですよ。
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試遊がメインといっても過言ではない雰囲気でした。
コミケだと試遊はいまいちという感じがありますが、今回のデジゲー博は試遊第一というくらいの勢いでした。
一般参加者にも本気感が窺えるぞ……。
バランス調整のための出展もありという感じです。
一方試遊環境がないサークルはかなり寂しい感じでした。
僕も新しいノートPC買わないとな……。
もはや試遊環境は必須といえよう。
品を並べて座ってるだけじゃ駄目という空気がムンムン漂っていました。
試遊が重要という性質上、会話の技術も磨いておくと良さそうだぞ。
操作やシステムを簡単に説明したパネルなどもあると便利だと思いました。
しかし今後は、ノベル、SLG、RPGなど試遊向きではない作品はきつくなっていくかもしれません。
おまけ要素のDLコード頒布とか、イベント感のある企画で勝負するなどの工夫が必要そうです。
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知り合いサークルはあまり参加しておらず若干寂しい感じでしたが、一般参加で見知った顔がワラワラと集まってきました。
くろろさん、なるさん、光路郎さん、yokoさん(会話したおぼえがない……)など、いつもの面々勢ぞろいという感じです。
くろろさんにはsteamの話をいろいろ聞いて、僕もそろそろsteam進出せねばなるまいと思ったのでした。
夜光蛾6が完成したら、ストーリーがなくて翻訳の手間がかからないゲームを作りたいところ。
でもほんとうは、日本人による日本人のためのゲームにこだわりたいという部分がある。
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初参加のときは「同人ゲームサークルが集まってワイワイやるイベント!」という感じでしたが、今回は「ゲーム戦士が集う合戦場!」という本気感が漂っていました。
コミティアと似たような雰囲気というか。
まあコミティアもよくしらないけど。
この調子で進めば、コミティアやワンダーフェステイバルと肩を並べる、オタク界の一角の担うイベントになるのも夢ではないかもしれないぞ……。
黎明期の熱気のようなものがムンムン漂うイベントだったので、今後もこの盛り上がりを維持していけたらと思ったのでした。
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●打ち上げ篇
大人数打ち上げもあったのですが、知り合いがあまりいませんでした。
図々しいように見えて実はすごく人見知り(内弁慶)の僕は、知人を誘ってファミレスあたりでひっそりと打ち上げをすることにしたのでした。
なぜ打ち上げにこだわるのかというと、帰りの夜行バスが23時過ぎだったのです。なんとか時間を潰さねばならない……。
とりあえず惑星まりものよもぎまるさんを捕まえました。
参加人数二人! これはちょっと寂しいですよ。
せっかくなので、隣の席だったエンドレスシラフの面々も引き入れました。
これで打ち上げっぽい体裁が整ってきたぞ……。
さらに、neo TransilvaniaのNMTさんも仲間に加わりました。
あれ、けっこう人数多いんじゃないか……? まりも関係とシラフ関係も増殖してるぞ……。
さらに、一般参加できていたVAGUESのおかださんも半ば強引に誘いました。
こうして最終的には14人に膨れ上がってしまい、寂しい打ち上げはけっこう賑やかな打ち上げになってしまうのでした。
僕の時間つぶしのために、わざわざありがたいことですよ……。
しかしファミレスに入るのか……。
メインの通りから若干離れたところのデニーズに向かい、別々のテーブルということでなんとか14人入ることができました。
僕たちのテーブルは、惑星まりもの面々、NMTさん、おかださんでした。
わりと真面目にゲーム製作の話をした気がするぞ。
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よもぎまるさんの持っていたarduinoがかっこよかったです。
画面こそ小さいもののフレームレートが高くて滑らかに動きます。60フレーム出ているのではという話でした。
ぜひ自分もこれをいじってみたいと思うものの、ハードを持っている人がほとんどいない、同じ時間をかけるならwinのゲームを作りたいなど、そういうことが気になってなかなか手を出せません。
年とともに営利主義になってしまったというか、有料で頒布したいとかたくさんの人にプレイさせたいとか、ヨコシマな欲求がグログロとトグロを巻いてしまうわけですよ。
好奇心だけでは動けない嫌な大人になってしまったんだ……。
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僕の世代だと「パソコン雑誌の掲載プログラム→自作プログラム」というルートがあったのですが、一回り下くらいの世代からそういうのは無くなってしまったわけで、どういう動機でゲームプログラムに挑戦するのかという疑問がありました。
一般的なプログラムとゲームプログラムでは概念が違う部分も多く、プログラムは組めてもゲーム製作できるかというとそうではないわけです。
なので若者たちに聞いてみたのでした。
某氏は、エロ画像収集スクリプトでプログラムをおぼえた!とのことですよ……。
とはいえWEB用のスクリプトとゲームプログラムというのは、上記の通りだいぶかけ離れたものでもあるので、ゲーム製作の欲求も相当高かったのでしょう。
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あと効果音作成の話なども出ました。
運よく効果音自作派が揃っていたので、ノウハウを話し合ったりしたのでした。
効果音についてはあまり解説した文章もなく、こういう機会でないと情報入手が難しいわけです。
ゲーム製作を志す人は、積極的に打ち上げとかに参加すると良さそうですよ!
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僕、NMTさん、おかださんはメタルファンでもあるので、音楽の話などもしました。
おかださんは完全生演奏派ですよ。かなりめずらしい。すごい。
やっぱりメタルファンは独特のこだわりがあって、「メタル系のゲームミュージック」というくくりでの意見交換会もおもしろそうだと思ったのでした。
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そして六時過ぎくらいに(あまりおぼえてない)解散となりました。
バスの時間までまだ五時間あるぞ……。
とりあえず三月兎に様子を見にいくことにしました。
NMTさんも付き合ってくれました。
三月兎では、委託のこととか販売戦略のことについて川崎さんといろいろ話したのでした。
意見や要望を軽いフットワークで聞いてくれるのは大変ありがたいです。
関東圏のサークルの人は、店舗に足を運んで相談してみると良さそうだぞ。
しかしまぁいろいろ頑張りすぎてるようにも見えるので、ここはひとつ我々ゲームサークルがものすごい作品を作って「これ売ってりゃ安泰」というところまで持っていこうではあるまいか。
僕のゲームではムリっぽいので、きみたちのゲームに期待しているぞ……。
アスタブリードとリボルバー360リアクターレベルのものが毎年出ればいけそうなので、みんながんばれ。
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というところで、先ほど分かれたおかださんが店の前を横切ったのでした。友人二人と一緒です。
おかださんは別口の飲み会があるというので一足先にファミレスを出ていたのですが、ここで再遭遇するのはなかなかの偶然ですよ。
そして僕はおかださんの飲み会に無理矢理潜り込むのでした。
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おかださんの友人はコミティア帰りのようでした。
まったくの初対面なのに快く仲間に加えてくれて、ほんとありがたいですよ……。
お好み焼き屋で打ち上げということになりました。
みんなレトロゲーム好きで、アーケードやPCゲームの話題を中心に盛り上がりました。またメタルだとかSFだとか80~90年代のヤングアダルト小説(今で言うライトノベル)の話も出ます。
みんな40前後でもろに同世代なので、話の合いかたが尋常ではない。
同人関係だとベテランサークルでも僕よりも若干年下なため、微妙なずれを感じることがあるわけですよ。同人界では僕は新参なので、なおさら話題についていけないことがある……。
しかし同世代と、ゲーム! メタル! SF!
これは噛み合う。
こうしてあっという間に23時になってしまい、解散となったのでした。
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東京往復は毎回気が重くなるものの、なかなか有意義な遠征となったのでした。
そして、来年は試遊環境を引っさげて参加したい!と思ったのでした。