引退したはずのヨルグ・マイケルが正式メンバーとして参加しているバンドの2013年の作品です。
Van Cantoのメンバーが中心となっているようです。
この恥ずかしいイントロ……。
ジャーマンメタルファン以外には薦めるのがためらわれる恥ずかしさ。
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音楽性は、ブラガ+サバトンといった感じの男臭く荘厳なものとなっています。(上の動画そのまんまの曲がアルバム一枚詰まっている)
ブラガよりORDEN OGANのほうが近いかも。
だみ声が哀愁のメロディを歌い上げ、要所要所でクワイアが入ります。これはたまらん。
ORDEN OGANから癒し感のあるメロディを抜き、男の哀愁を加えたという感じです。
今のブラガに足りないのはこのメロディなのではあるまいか……。
ブラガ系のバンドの中では歌メロが一歩抜けているという印象があります。単に僕の好みというだけかもしれないけど。
所々にクラシックの有名フレーズを取り入れており、それが大仰さに拍車をかけています。
一方、曲の長さは四分台が多めで、複雑化傾向にあるブラガ系のバンドの中では、歌モノ寄りのキャッチーさがあります。
いかにもジャーマンメタルといった感じではありますが、疾走感はあまり重視していないのでメロスピ天国を求めてる人は注意しましょう。
僕の中では大物感が漂っているバンドなのですが、日本での人気はいまいちというか知名度ゼロという感じなので、みんなも買って応援しよう。