コンボアクション四作目です。
ツボをおさえた作りでよくできています。
しかしあまりにも正統派すぎて、ベヨネッタやMGRと比べると物足りなさを感じてしまう部分がなきにしもあらず。
とはいえ、コンボアクションの教科書みたいなシリーズなのでこれで正解なのでしょう。
おすすめの一作です。
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●システム
近接攻撃、銃攻撃、掴み、ジャンプ、デビルトリガー(ゲージ消費の能力強化)が基本動作となります。
本作は弱攻撃・強攻撃といったシステムではないため、コンボを出すには遅らせ入力が必要になります。
そのため、ボタンの組み合わせでコンボを進める一般的なコンボアクションとは若干違ったプレイ感になります。
本作では、掴み・打ち上げ・銃撃を使い分けてコンボを継続させることを重視しているようです。よりテクニカルな感じですね。
本作独自の要素としてはイクシード(チャージ攻撃)があります。しかしいまいち使いどころがわからなくて、僕はほとんど使わずにクリアしたのだった……。
掴み攻撃では、腕を伸ばして遠くの敵を引き寄せることができます。ザコの群れと戦ってるときに重宝します。
ボス戦ではボスのもとに高速移動になります。
これが本作の大きな魅力の一つと言ってもいいでしょう。
ダッシュ後の攻撃がなぜかBackボタンとなっており、ものすごく出しにくいです。なんなんだろうこれは……。
途中で使用キャラが代わり、DMC3風の操作になったりもします。
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オーブを集めてスキルを増やしていきます。
スキルポイントは振りなおせます。これは親切設計でよいです。
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●グラフィック
PS3/XBOX360世代としては初期の作品となるため、最近の作品と比べるとけっこう見劣りします。
しかしキャラデザインはかなりかっこいいです。
デザインの奇抜さと格好良さが両立していてすごい。
この手の作品ではトップクラスだと思います。
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●ストーリー
ストーリーはしっかりしていて悪くないんですが、「ほどほど感」も強いです。
ゲーム本体のほどほど感もすごいので、万人受けを狙ったんだろうなーという気がします。
誰が見ても楽しめるけど、熱狂的ファンはできにくそうな感じ。
ジャンルの柱となる作品なので、これで正解なのだろう……。
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●感想
これはおもしろいです。みんなが目標にすべき優等生作品という印象でした。
アクション、キャラデザイン、ストーリーなど、すべてが高水準です。
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謎解き要素がめんどくさいです。
これのせいで、もう一周するぞー!という気にはなりませんでした。
余裕のあるときにプレイしていたら、もっとやりこんでいたかも。
アクションは本当によくできてるので、時間があればもっと遊びたかったです。
シリーズ恒例の水増し要素が満載で、毎度の事ながらがっかり感もありました。
例によって同じマップを二周し再生ボスとの連続対決があります。
使用キャラが変わるので単調というわけではないんですが、やっぱり水増し感が強い。
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まさにアクションゲームの教科書という感じの作品でした。
高品質の娯楽大作を楽しみたいのなら間違いなくおすすめできます。
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開発元 | カプコン |
発売日 | 2008/01/31 |
プレイ記録 | |
難易度 | Devil hunter (アイテム不使用) |
プレイ時間 | 17:44:17 |
クリア評価 | SABSBBCCDD DAAACSABDC |
シークレット | 1、2、5、10 |