ヴァン・ヴォクト1952年の作品です。
購入当時は「地味すぎてつまんねぇ……」という感想でしたが、今回の再読ではそこそこ楽しめました。
最初読んだときは、非Aとか武器店二部作みたいなのを期待してたんだな……。
かなり整合性の取れた内容になっていて「わけがわからん」という部分は少ないです。
しかし、滅茶苦茶な展開がこの作家の魅力でもあるので、小説としてまともなほど物足りなく感じてしまうのでした。
けっこう微妙な作品なのに2006年に新装版がでていて驚きました。
僕が買ったのも95年の第14刷で、当時読み終えてから「重版するほどの作品なのかな」と思ったのでした。(個人的にはヴォクトの作品を読めるだけでもすごくありがたかったんだけど)
ひそかに人気あるのかな……。