短編集です。
多くの話で殺人事件を扱っていますが、探偵が出てきて「犯人はオマエだ!」とやるタイプではなく、「日常の謎」に近い雰囲気です。
読後感の良くない結末が多いです。いかにも女性作家的なジワ?っとくるバッドエンドです。コミカルな雰囲気の話でもほんのりと嫌な結末になったりします。
叙述トリックを用いた話や、数通の手紙から事件を推理する凝った構成の話もあります。
タイトルにもなっている「船上にて」は他の話とは雰囲気が違っていて、長編にしてもよさそうな話でした。
時代設定は1920年代で豪華客船を舞台にしたものです。事件自体はわりとしょーもない感じなのですが、旅先で仲良くなった老紳士との交流が話の軸となっています。
主人公が老紳士と仲良くなる話というのは自然と引きこまれてしまうものなのですよ! 僕の中では「老紳士もの」というジャンルです。「いい人小説」の一種です。主人公が平凡かついい人と出会う話は、感情移入度が増すのです。
話や仕掛けの傾向がさまざまなので、薄めの本ながら充分楽しめる一冊でした。
2010 年 4 月 26 日
若竹七海「船上にて」
2010 年 3 月 30 日
PS2 紅忍 血河の舞
●ゲーム概要
くノ一によるセクシーステルスパンチラアクションです。
メタルギアやスプリンターセルのようなリアル寄りのアクションではなく、Shinobi・Kunoichiなどのように派手に飛んだり跳ねたりできるタイプです。
背後から迫り敵を倒すというのが基本ですが、遠くから壁走りで接近し大ジャンプして空中から殺害といった豪快な暗殺も可能です。「派手に攻める隠密ゲーム」という感じでしょうか。
武器はワイヤーの先に刀がついた『鉄弦』で、敵の身体に巻きつけて引きずり倒したり、ピンと張った弦で他の敵を切り裂いたりすることができます。
また、プリンスオブペルシャ(PS2)やico、ゴッドオブウォーなどのようなアスレチック的地形パズルも用意されています。
ボス戦もなかなか凝っていて、倒し方がわからないとダメージすら与えられません。
カメラの視点変更によりいつでもパンチラを拝むことができます。黒のTバックなので食い込みファンには嬉しいでしょう。欲をいえば股間の作りこみをもっとリアルにしてほしかったところです。
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2010 年 2 月 16 日
フレドリック・ブラウン「73光年の妖怪」
短編作家として有名なフレドリックブラウンのSF長編です。
1961年度の作品。
母星を追放され地球に島流しにされた宇宙生物が、なんとか帰還しようと奮闘する物語です。
この宇宙生物は他の生物に憑依し運動から記憶まで支配することができ、この能力を使って科学知識のある人間を操り帰還装置を製作しようと企みます。
とはいえこの宇宙生物の能力にはいろいろと制約があり
・宇宙生物本体の数メートル以内で眠っている生物にしか憑依できない。
・一度憑依したらその生物が死ぬまで同化したまま。
・本体は自力ではほとんど移動できない。頭・手足・尻尾のない亀のような形状をしている。
・本体は数ヶ月に一度栄養スープに浸かって養分を補給しなければならない。
・本体が破壊されたら当然死ぬ。
となっています。
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2010 年 1 月 30 日
PS2 ヴァンパイアパニック
ヴァンパイアに襲われている村から住人を救出するアクションゲームです。
ゲーム進行にしたがって、町、城、森、地下墓地に村人が配置されていき、話しかけることでプレイヤーの後をついてくるようになります。
襲い掛かる魔物から村人を守りつつマップを脱出すれば、「避難所」に連れて行くことができます。
プレイヤーの攻撃は村人にも当たるため、あらかじめ安全地帯に待機させておき敵を排除するなどの工夫が必要です。
大人数で歩き回ったり戦闘を繰り返していると「ALEARTゲージ」が上がっていきます。これが満タンになるとヴァンパイアが登場します。
プレイヤーや村人がヴァンパイアに吸血されると半獣人状態になり、そのまま放置すると完全な獣人になってしまいます。
半獣人になっても時間内に避難所にたどりつけば治療ができます。
特定のキャラを連れていなければ救出できない人がいたり、経過時間によって救出できなくなったりする人がいます。
また途中から時間制限が現れます。現実の時間と連動しているため、もたもたしているとゲームオーバーになってしまいます。
村人の配置を把握し、効率的に救出していくゲームです。
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2009 年 12 月 28 日
Galshell2製作状況
いまさらですがGalshell2のスクリーンショットを公開します。
ツ?
1:上段左
背景がへたくそだけど、これはこういうもんだと納得してもらわねばならない。大都市ならもうちょっとましになったかもしれないけど、田畑が点在する田舎というところがポイントなのである。
敵を倒した時に出る肉塊を取ると抗ストレス場(ASF)が生成される。この範囲内の敵弾は消滅する。無敵ではないので体当たり攻撃に注意!
2:上段中央
ザコの親玉のようなやつがでてきたりもする。
こいつは7つのパーツから構成されているので、ぜひ密着撃ちこみで丸裸にしてやってほしい。いや?ん!
3:上段右
今回は編隊飛行パターンを増やした。高速で編隊飛行するザコは初プレイではかなりおそろしい敵となるだろう。たぶんみんなこいつらに殺られまくる。
4:下段左
遠景。立体感の破綻がバレてしまうのであまりじっくりと見てはいけない。
この先には、怪生物の涌く穴がある。
5:下段中央
怪次元に突入するとおぞましい敵がうじゃうじゃとしている! はずなのだが、新しい敵は3種類しかいないのである。地上キャラを増やしたいなぁ。
6:下段右
0面ボス。デザイン的に地味なのでこいつは他の面の中ボスに回してもっとすごいやつを作りたいのだが、攻撃自体はそれなりにいい感じなのでこのままにしてしまおうかと悩んでいるところである。
あとコンセプトというか方向性も。
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2009 年 11 月 29 日
ジェフリー・ディーヴァー「ボーン・コレクター(上下)」
ジェフリー・ディーヴァー「ボーン・コレクター(上下)」
連続殺人鬼を証拠品鑑定によって追い詰めるサスペンス小説です。
主人公は事故により四肢が麻痺した男「リンカーン・ライム」です。
設定的には安楽椅子探偵ものっぽいんですが、優秀なスタッフたちが証拠をかき集めてくれるので、完全な安楽椅子探偵とはいえないかもしれません。
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2009 年 10 月 13 日
wordpressについて1
現在ここで使っているブログスクリプトwordpressでは、半角のダブルクォーテーション(“)やシングルクォーテーション(’)が、記事表示時に自動的に全角に置き換えられてしまうようです。
これは記事中のプログラムをコピペしたときに、非常にわかりにくいエラーの原因になります。
このブログではごく稀にプログラムも扱うので、というか過去に何度か扱った部分んで、実際エラーになるものがありました。自分でコピペしてうまく動かず困ってしまいましたよほんとに。
しかも変換されないクォーテーションもあったから、ますます無駄な機能に思える。
対処法がこちらにありました。
http://www.wordpress-skin.com/wordpress/?p=147
>ワードプレスのフォルダ/wp-includes/formatting.phpをテキストエディタで開き、検索で$curl = preg_replace($dynamic_characters, $dynamic_replacements, $curl); (WP2.6だと34行目)を検索してアタマに//(コメントアウト)をつける
とのことです。
.
記事投稿時の記事番号が飛び飛びになるという現象もあります。これは記事を書いてる最中の自動保存機能によって起こる現象だそうです。
プラグインで対処できるそうです。
http://www.hide10.com/?p=11059
http://exper.3drecursions.com/2008/07/25/disable-revisions-and-autosave-plugin/
これの3つ目(オートセーブとリビジョン機能を無効化)をインストールして有効にするだけだそうです。
が、これを使ってもなぜか記事番号が飛んでしまう。
画像等のアップロードでも一記事ぶんカウントが上がるようだけど、それ以外にもなにか要因があるみたいです。
記事作成ボタンを押すだけで(記事を書かなくても)カウントされるのかもしれない。