TPS+剣術アクションです。
かなり大胆かつ意欲的なシステムを搭載しています。
しかしそれが活かされているとは言いがたい……。
僕は気に入ったのですが、これは相当人を選ぶというか8割くらいの人が駄作と思いそうな感じですよ……。
実際ネットで感想を見て回ると不評が多く、全くその通りで反論できない。
この手の感想は「お前わかってねーな! 浅い、浅すぎる……全然わかってねーよ!」となるものが多々あるのですが、本作に関しては「わかるよ……」という感じでつらい。
そんな中、キャラに関しては好意的な意見もけっこうあり、僕もたいへんよいと思いました。
怪作・珍作の類ではあるものの、発売から時間の経った今となっては凡百のTPS/FPSよりかは遊ぶ価値があると言える。かもしれない。ないかもしれない。
例えば僕はキルゾーンシリーズが大好きなんですが、あれは良くも悪くも普通のFPSなのでわざわざ今プレイする意味は薄いと思うんですよ。
他にもバトルフィールドシリーズとかコールオブデューティシリーズとか。マルチ重視の作品はブームが去ると価値が激減する……。
出来は悪くないものの、シリーズに何らかの思い入れがある人やFPSの歴史を体感したい人にしかやる意味がなくなってしまう。
しかし本作のような奇天烈な作品には、そこでしかできない体験がある。
古い作品を発掘するのが好きなゲーム考古学者にとっては価値のある一作ですよ……。