shinobiを買いました。続編のkunoichiとあわせて1000円で買えました。
なんとか4面まで進みましたが、ちょっと難しすぎるのではないか。
とりあえずシステムの説明。
このゲームでは敵は一定量の群れで出るようになっています。
・体力をゼロにしても敵はすぐに消滅せず斬られたポーズで4秒間画面に残る。
・4秒たつと死に、死体は消える。
・この4秒内に別の敵を倒すとまた4秒間斬られポーズで静止する。(4秒加算ではなく、倒した時点からあらたに4秒)
こうして一群の敵を全滅させると、静止状態だった敵がいっぺんに死ぬデモが入ります。これがなかなかかっこいい。(敵群れが三体以下の時はデモは入らない)
また、ステージ2以降は主人公の刀がパワーアップし、連続で敵を倒すと攻撃力がどんどん上がっていきます。最強状態になるとボスも一撃で倒せるようになります。
これがゲームの売りである「殺陣」システム。
しかしこのパワーアップした刀にはエネルギー(魄)が必要で、それが切れると主人公の体力が減ります。魄の量は「スラッシュゲージ」で表されます。敵を倒すと魄が回収できますが、一体ずつ倒しているとあまり回復しません。殺陣を決めると全快します。
この魄の消費がかなり早いので、少数の敵はできる限り無視し要所要所で殺陣を決めていかないと、すぐに時間切れで体力が減っていってしまいます。
これはゲーム進行にスピード感を出す一方、激しく取っ付きを悪くしています。マップのいろんなところをじっくり探索することもできず、個人的にはあまりいい効果を出していないと思いました。まぁそのマップ自体がかなり手抜き臭いんで探索するまでもないんですが……。
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とりあえずNORMALでプレイです。
ステージ1-Aは簡単でした。あまりにも簡単。最初のプレイではボスが倒せなかったけど、下に回って斬りまくってたら倒せた。
ステージ1-Bの道中も良いでしょう。壁歩きを知らなかったので一部悩みましたが、まぁなんとかなりました。ただし、壁歩きの性能がとんでもなく酷いです。地面と平行なラインしか移動できません。壁を垂直に登ることが出来ないのです。垂直移動にはジャンプを使うんですが、カメラアングルの関係でなかなか思うように移動できません。
まぁそれはいいとしても、壁の角にくると勝手に落ちてしまうのが困ります。カメラとの関係か壁歩きのレバー操作がちょっと変なため、壁に張り付いてすぐにレバーを離さないと勝手に走っていってしまい、角の部分で落下して死んだりします。これはひどい。
しかも壁に張り付いているときのカメラ移動もおかしなことになっていて、壁に対して垂直方向を見ることが出来ません。真下も見えない。床があると思って落下したところ、奈落の底に一直線ということがあります。
そして張りつける壁と張りつけない壁がわかりにくい。というより張りつける壁がかなり少ないような……。
いちおう張りつけない壁は壊れた感じのグラフィックになっていたり暗くなってたりするけど、それでもわかりにくいです。しかも、壁の上のほうはたいてい張りつけず、張り付き可能エリアのすぐ下はアウトエリアになってたりするので、ものすごくせせこましいプレイ感になっています。
さらに1-Bのボスが強い。いきなり信じられないくらい強い。普通のアクションゲームで言うと、ラスボス第一段階くらい。攻略法はすぐにわかるものの、時間がたつとザコが現れるため、パターンにはめられなくなります。巻物(ボム)を使ってようやく倒せるという感じでした。1時間くらい挑戦し続けたような……。
上で書いたようにカメラ自体かなり癖のある動きをします。慣性が効きすぎるためなかなか思った方向を向けません。また、カメラが壁に当たったりジャンプで大きく移動すると、強制的にアングルが変わるため、レバーをまっすぐ入れているとジャンプの軌道が変わってしまい、狙ったところに移動できません。
これを防ぐためには目的地とキャラの向きをまっすぐ合わせ、レバーを真上に入れてジャンプする必要があります。しかしキャラの方向を目的地にまっすぐ向けることが自体が難しいため、ちまちま角度調節していると敵に攻撃されてしまいます。
つまりこのゲームの隠れ大ボスはカメラといえよう。
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ステージ2になると、主人公の持っている「悪食」という刀が目覚め、前述のとおり連続で敵を倒すほど刀の攻撃力があがるようになります。
しかしこれで時間制限も厳しくなる。スラッシュゲージは見る見る減っていく。
正直、この厳しすぎる時間制限はゲームをつまらなくしていると感じます。マップは基本的に一本道になっていて、寄り道せずに素早く敵を倒していかねばなりません。3D空間を忍者が自由に動き回るゲームなのに、ルートが決まっているというのは残念です。
もっとも製作者はスピード感を表現したかったそうだから、仕方ないのかもしれませんが……。
2-Aは真っ赤な鳥居が目を引くステージで、最初はおっ!と思うものの鳥居の通路が延々と続き単調です。
2-Aのボスは二人組の子供で、こっちの攻撃をガードしたりしてなかなか強い。でもまぁさほど苦戦せずに倒せました。
2-B道中はまたもや鳥居の通路で、途中で境内みたいなのがあるけどループしたかと思うような構成なのでこれまた単調です。
このあたりで手抜きの臭いがプンプン漂い始めました……。
2-Bボスは1面中ボスの強化版。1面と同じく下に回って斬りまくってたら倒せました。
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ステージ3は地下街。
3-Aでは忍犬が出てきます。これが強い。とんでもなく強い。しかも群れで出てくる。正面からの攻撃は100%防がれ、硬直中に他の忍犬が襲い掛かってくる。しかも倒したと思ったらまた忍犬が出てきます。信じられないほど難しい。
ステルスダッシュという技があり、これを使うと残像とともに高速移動できます。敵はこの残像を攻撃するので、その隙に後ろに回って斬りつければいいわけです。また、敵をロックオンして横(主人公と敵を結ぶ線に対し90度方向)を押しながらステルスダッシュすれば、敵を中心に弧を描いて移動できるので簡単に背後をとれます。背後からの攻撃は三倍のダメージなのでいいことづくめです。ちなみに敵をロックオンして前もしくはなにも押さずにダッシュすると、その敵に向かってダッシュします。便利な機能だけど乱戦時には変な敵をロックしたりするので、使いこなすのはなかなか難しいです。そしてこれがこのゲームの醍醐味のひとつでもあります。
しかしこの忍犬……。ステルスダッシュで背後を取ろうにも、壁や他の敵にぶつかるとそこで止まってしまいます。このときに攻撃しようもんなら刀をはじかれ硬直してしまう。硬直したら犬どもの餌ですよ。
また、主人公と敵の位置関係によりレバーを入れる方向が変わるので、全然見当違いの方向にダッシュしてしまうこともあります。つまりここでもカメラの野郎が敵に回るわけですよ。頭の中では位置関係を把握していても、勝手にアングルが変わることがあるためステルスダッシュが変な方向に暴発してしまうのです。このへんも慣れでなんとかなるのかなぁ。
主人公は刀のほかに手裏剣も持っていて、これを使えば敵を痺れさせることができます。二段ジャンプして手裏剣を打てば八双手裏剣になり、そばの敵をまとめて痺れさせることができます。
でもこれも痺れ時間がそれほど長くないし、手裏剣は個数制限があるためいまいち使えない。いや使えるけどすぐに手裏剣が切れる。また忍犬には正面からの手裏剣はガードされるので、やっぱりあまり有効ではないような。
おそらく、大半の人はこの面で投げ出すのではないでしょうか。普通のゲームなら最終面クラスの難しさと言っても過言ではない……。
八双手裏剣や巻物を使い、なんとかごり押しでボスに到着。3-Aボスは忍犬をいっぱい従えたじいさんです。これまた強いんだろうなぁ……と思いうんざりしながら戦ったんですが、簡単に殺陣が決まり一撃で倒してしまいました。どんな攻撃をするかもわからずじまい。
3-Bは相変わらず地下街。
ここにきて、1面から感じていたマップの手抜きっぷりが顕著になってきます。
マップの構造もテクスチャもとんでもなくいい加減です。いやテクスチャ自体はしっかりしてるけど、パターンが圧倒的に少ない。そのため、どの場面も同じに見えます。しかも同じようなパターンの組み合わせでできたマップ構造なので、自分がどこにいるかわからなくなります。
普通に走り回ってるぶんにはいいけど、乱戦状態で殺陣を決めると、デモのときに視点がかわるため、進んでいた方向がまったくわからなくなります。右を見ても左を見ても同じ景色でマップ構造も同じようなものばかりなので、逆走しても気づきません。しかも制限時間は見る見る減っていくわけですよ。これはひどい。
さて、3-Bには憎たらしい忍犬は出てきません。かわりに弱っちい蜘蛛がいます。こいつの弱さは感動的で、ザコ・オブ・ザコという感じです。殺陣も余裕で決められます。
ただ地面にねばねばの蜘蛛の巣があり、ここに足を踏み入れると移動がとんでもなく遅くなります。ジャンプもできない。ステルスダッシュ連発で走り抜けるしかない。
この面の問題は、マップ自体はさほど複雑ではないものの前述のようにどこも同じような景色のため、どこにいるかすぐにわからなくなることです。その中で結界による通せんぼを解くため「結界石」を探して破壊しなければならなりません。
これがもう大変なわけですよ。同じような場面が続く上にだだっぴろいから時間がすぐに足りなくなる。
なので、マップを描いて進みました。
3-Bボスは虎顔の巨大蜘蛛です。よわよわのザコ蜘蛛がいっぱい出るので、簡単に殺陣を決められます。3-Aよりも簡単なのでは……。キャラ自体はなかなかカッコイイ。こいつがビルの壁面を走り回るところも見たかったなぁ。
ステージ4は火炎の面です。なんか木造長屋が燃えてます。このゲームいちおう現代の東京が舞台だったような……。
この面では空飛ぶ敵がいっぱい出てきます。どうも「空中連撃」という技を使わねばならないらしい。
ジャンプ中に敵を斬ると、空中でもう一度ステルスダッシュできるようになります。ロックオンボタンを押していると自動的に敵に向かってステルスダッシュするので、攻撃→ダッシュ→攻撃→ダッシュ→攻撃と繰り返せば、ダッシュ範囲内に敵がいる限り永久に空中にいられるわけです。この技がShinobiの一番のキモらしい。
僕は全然できませんでした。途中、空中連撃必須のような場所があり、どうにもそこが抜けられません。
イライラしてきたので、このまま続けるよりはEASYで一通りクリアしたほうがいいかもと思い、いったん終了しました。
セーブデータはひとつだけなのでここまでの苦労が水の泡という感じですが、どっちみち空中連撃や回り込みをマスターせねばこの先進めなくなるだろうから、EASYでプレイすることにします。
で、EASYをプレイしたんですが、やっぱりNORMALで練習しないと先の面で詰まるんだろうな……と思いました。EASYでは主人公や敵の攻撃力面でかなりゆるくなってるらしいけど、結局空中連撃や回り込みはマスターせねばなりません。たぶん。
なので、再度NORMALでやりはじめました。相変わらず1-Bのボスは強敵でした。
つづく
プレイ記録
その1 その2 その3 その4 その5
その6 その7 その8 その9
Shinobi攻略 その1
Shinobi攻略 その2
なんか口を開けば文句ばかりですが、ゲーム自体はよくできてると思いますよ。殺陣や空中連撃のシステムはほんとうにおもしろい。
しかしそれを打ち消すくらいマップ関連と壁歩きがどうしようもない出来です。
今のところ、お勧め度は4/10くらいか。
まぁひととおりクリアすれば評価も変わるかもしれない……。
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